松本コウイチの徒然日記

キーレスのバイクの強制開錠

2020/04/04
 
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千葉県松戸市在住のオッサン。 "オイルショックの年に生まれた"と言われ続けて育ってきた。 食べるの大好き、作るのも好き。 DIY系も頑張っています。最近はレザークラフトも始めたけど…(^^;。

 鍵がないって、すごく重大なことじゃ無いですか…。

 本来開いてはいけない鍵を、特殊な技能と奇怪な工具を用いて開けてもらうと言う、ある意味“矛盾”を地で行く以上、通常では算出出来ない金額がかかるのは分かるのですが…。

 実は、このほど、5年以上乗っていないバイクを処分しようかと考えました。

 初めて乗ったバイク(ビッグスクーターですが)で、非常に思い入れがあったため、捨てるにも売るにも出来なくて、とにかくそばに置いておきたい、と言う思いだけでずっと税金も払って維持して来たのですが、朽ちて行くだけなので、次第に可哀想になってきてしまい、誰か乗ってくれれば…と考え、どうにかしようと思いました。

 しかし、このバイク、なんとキーレスなんです(^^;。
 電波を送受信するキーホルダー状の鍵を持っていれば、スイッチをひねるだけでエンジンがかかります。
 また、シート下やグローボックスも鍵はなく、これもキーホルダー状の鍵を持っていれば、スイッチ一つで開けることが出来ます。

 ところが、かなりの年数、エンジンをかけていなかったので、完全にバッテリーが上がってしまいました。

 そのため、キーレスシステムが作動しません。

じゃぁバッテリーを交換すれば…と思うのですが、そのバッテリーはシートの下のあるんです。
 開けるためにはキーレスでシートを開ける必要があり、そのためにはバッテリーが…と堂々巡り(^^;。

 最も有力な解決策が、緊急解錠用のメカニカルキーを使用することなんですが、御多分に洩れず、紛失してしまいました…。

 万策尽きて、ディーラーに相談したところ、メーカーによるメカニカルキーの復元は不可能とのこと。

 あとは全体をバラしてどうにかするしかない、と言うことなのですが、最悪なことにハンドルを左にいっぱいまで切った状態でハンドルロックまでかかっているので、引き上げにもお金がかかる、とのこと。

 じゃぁどうするんだよ…と思っていたら、「一般的に鍵を開けるサービスは結構あるので、そう言う業者さんに一度頼んでみては…?」、と。

 それは考えたことがなかったので、すぐに連絡を取って、自宅まで来てもらうことにしました。

 この時、ちょっと気になったのが、どんなに聞いても予想必要経費を教えてくれないことでした。

 お金を用意しなければいけないんだから、おおよその金額だけでも教えてくれ、って散々頼んでも、状況によって金額が変わるから答えられない。現地の職人に聞いてくれ。支払いについてはカードも使用出来る、と言うだけで絶対に金額を教えてくれません。

 その辺に一抹の不安を感じましたが、インターネットのHPをみると、バイクの場合のキーレス解錠と鍵の複製の相場が載っていたので、それを信じて待つことにしました。

 電話口の話だと、30分くらいで職人が現地に伺い、その前の近所に来た段階で連絡を入れる。
その際に金額交渉をして下さい、とのことだったのですが、実際は1時間ほど待たされて、いきなり訪問されました。

 この辺はまぁ「当社の職人」とは言っても、フランチャイズでフリーの業者に看板背負わせただけの、よくあるシステムだろうから、とコミュニケーションの不足には文句を言わず現状を確認してもらいましたが、実際に作業の前になって金額の話になった時、思わず眼を剥くような金額を提示されました。

 バイクのメーカーや鍵の種類ごとに、極めて整然とリストアップされた鍵の種類の表に、HPで見た金額とは3倍も違う金額。
 さらに事前に説明を受けていなかった出張料金も。

 結論から言うと、当初予定していた金額の5倍以上の金額となり、その後HPを見て覚悟していた金額の3倍以上となりました。

 かと言って、聞いていないから帰れ、と言うのは簡単ですが、実際問題として鍵は開けなくてはいけないので、カードでの支払いにしてもらって、仕方なしに作業に入ってもらいます。

 最短1分で解錠、とHPではうたっていましたが、実際には20分ほどで解錠。
 途中サンプルで作ったと言う鍵ももらって、2本の複製キーをもらって作業は終わりました。

が、支払いの段階になって、カードは使えるけど分割には対応しない、と。

 なんで終わってから言うかなぁ…と天を仰ぎますが、終わってしまったものはしかたありません。

 カード決済をして、全部終了となりました。

 …色々言いたい事はあるのですが、対応してくれた職人さんも悪い感じの人じゃなかったし、看板も、よく聞く大手の会社さんです。
 業界として、さほど大きく金額は変わらないんだろうなぁ…と思いつつ、正直、あまり真っ当なやり方の仕事じゃぁねぇなぁ…と思ってしまいました。

 鍵を開けてくれて非常に助かったのですが、終わったあと、「ありがとう」、と言いにくい、そんな残念なお話でした…。

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