神保町 覆麺 「13周年SP 活鮑出汁の塩ラーメン」
神保町の『覆麺』にて、「13周年SP 活鮑出汁の塩ラーメン」を食べて来ました( ^o^)ノ。
去年は参加出来なかったのですが、毎年恒例のイベントで、今年は参加したいなぁ…と楽しみにしていました( ^o^)ノ。
毎年、スペシャルなラーメンを作ってくれる大将なのですが、確実食べたいのであれば、「確約券」という事前販売の予約券を購入するのが一番手っ取り早い方法です。
しかし、今年はあまり『覆麺』に行く機会が少なく、折角行けても大将が忙しい時ばかりで、手を患わせるのも申し訳なく、「確約券を購入するのは、また別の機会でもいいや…」なんて思っているウチに、なんと売り切れてしまいました(^^;。
流石にこれは「やっちまった…」と思ったのですが、そうは言っても当日分もあるはずなので、まぁ早めに行けば大丈夫でしょう、なんて軽く思っていました。
開店が9時なので、まぁ8時…だと遅いかも知れないので、7時に行けば十分に早いでしょう…くらいに考えて、前日の夜に「明日に備えて早めに寝ます」的なことをTwitterに書き込んだら、すぐに事情を知っている方からメッセージが来て教えて頂けました。
…なんと今回の当日分は、10食程度しかないのだとか。
しかも、そんなことを聞いているその時にも、すでに並び始める猛者がいるかも知れない…と。
正直、甘く見すぎていた…と本気で思ったのですが、流石に前日から並ぶほど元気がないので、兎に角出来る限り早く起きて、行ってみて、もしダメなら諦めよう…と決めて、布団に入りました。
隣でカミさんが、「明日はどうするの?」、と聞いてきたので、「前から言っていたけど、明日の午前中だけは我が儘を言わせて欲しいんだ」、と返したのですが、「まさか、ラーメンを食べに行かないよね…」と呟きつつ入眠。
寝息を立てるカミさんを観ながら、「ど、どうしよう…許して貰えてなかった…」と冷や汗を掻きながら寝ました(^^;。
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翌日、4時過ぎに目が覚めました。
カミさんを起こさないよう、そっと寝床から這い出して、静かに着替え。
そして、小声で、カミさんの耳元で「食べに行ってきます…」と言って、一応の伏線を張りつつ、家を出ました(^^;。
外は既に明るく、愛車Forzaを駆って、一路神保町へ。
着いたのは5時を少し回ったところで、既に『覆麺』の脇の小路には、常連さんが10名近くたむろしています(^^;。
バイクを小路に入れて、ヘルメットを取って挨拶をすると、心得た常連さんの一人が、「あ~、松本さん。今日は確約券は持っていますか?」、と聞いてきました。
「いえ、無いんです…」、と伝えたら、ニッ、と笑って、「まだ大丈夫です。松本さんで、7番目です」、と教えてくれました( ^o^)ノ。
内心、本気でホッとしたのですが、とにかくバイクにヘルメットを入れて、まずは列に並ぶと、すぐに店内から椅子などを持って来てくれました( ^o^)ノ。
いろんな方が来ていて、少し話しを交わしたりしつつ、そんなことをしているウチに、一人、また一人とお客さんがやって来ます。
音頭を取っている常連さんが、都度、確約券組か当日組かを確認して、カウントをしています。
そんなこんなをしているウチに、お店の食券機に火が入り、食券が買えるようになりました。
お店に入る時、さりげなく置かれた鮑の殻の、その量の凄まじさに戦慄を覚えました(^^;。
そしてその後、整理券が配られ、私はトータル9番目とのこと( ^o^)ノ。
整理券が配られたことで、後は三々五々、自由に動いてしまって良く、8:30前に戻ってくればOK。
とは言っても、まだ6時を回ったばかり。
珈琲を飲もうと思っても喫茶店など開いているはずもなく、かと言って一時帰宅するわけにも行かず、そのままその場でスマホを覗き込みながら時間潰し。
常連さん達は、軽くアルコールで親睦を深めていますが、もとより下戸な私はアルコールを受け付けませんし、なによりバイクがあるのでお酒は御法度です。
一人でスマホをいじくっていたら、気に掛けて下さった方が声を掛けてくれたのですが、なんかヘタに気を使わせてしまったようで、恐縮しきりです(^^;。
取り敢えず、アホのように貯まっているYoutubeのライブラリの「後で見る」を消化しつつ、コンビニでコーヒーを買ったりとか、まぁ少しずつ時が流れるのを待ちます(^^;。
そして、開店30分前。
恒例の大将による「見せつけタイム」の始まりです(^^;
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相伴に預かったのは、常連さんの一人で、美味そうに食べる大将の向かいで、やはりこれまた美味そうに…(^^;。
それを見てから、方々から「腹減った…」との声が上がり始めます(^^;。
そしてついに、お店が開きました( ^o^)ノ。
お店に飲み込まれる列。
私は9番目なので、残念ながら最初の1巡目には入れなかったのですが、兎に角目処が付いたことへの安堵感で、じっと待つのですが、コレがまたなかなか回転してくれません(^^;。
大将との話もあるのでしょうが、待つ身としては身を刻むような思いです(^^;。
そして、ようやくお店に入ることが出来、席が空き、私も座りました。
さっ、とラーメンを作り始める大将。
最初は、小丼が出されました。
そして、小皿には…鮑の肝のディップですね( ^o^)ノ。
その後に、ラーメン本体が差し出されました。
芽ネギと鮑のフレークが載った、シンプルなラーメンですが、スープは醤油と見間違う姿です。
早速一口食べてみます。
最初、「薄い?」、と思ってしまったのですが、次の瞬間、じゅわぁぁぁ~と広がる、磯の香りというか、先の常連さん言葉を借りて言えば、「ミネラルな美味さ」、とでも言いましょうか…。
個性ある鮑の美味さ、と言うのではなく、口の中いっぱいに広がる、膨よかな美味さ、と言う感じでしょうか…。
心が梳かれるような感じの美味さで、日頃食べるのが極端に早い私もで、今回ばかりは時間を掛けて、じっくりと味わってしまいました…。
なるほど、これが回転の遅さの原因か…としみじみ思ってしまいました(^^;。
小丼の方は、特別に強く味を付けているわけではなく、食べ方は人それぞれ。
麺を入れて絡めて食べても良いですし、そのまま食べても良し。
中には麺とスープを加えた人もいたようですし、全部ラーメンに落として食べた人もいたようです。
兎に角、美味しい食べ方なら何でも良い、と言うこと。
さらに、特筆すべきが鮑の肝で、私も最初は麺に絡めて食べていたのですが、これだけを食べてみると、脳髄に響くような美味さが、トーンッと抜けて行きます( ^o^)ノ。
途中、何度もお冷やで口内をリセットしながら、ゆっくりと食べたつもりでしたが、結局は完食…。
大将に挨拶をして、お店を出ました。
外に出ると、列はさらに伸びているようです。
バイクを出す時、列のお客さんから、「どうでしたか!?」、と聞かれ、素直に伝えたところ、これまたあと少しで食べられるのに、でもまだ食べられない、前述の私のような、身を刻む思いをさせてしまいました…(^^;。
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バイクを駆って帰路。
脳裏で美味さを反芻し続けましたが、自宅が近づくに従って、ラーメンよりカミさんの顔が思い浮かぶようになりました…(^^;。
さぁ…カミさんは…。
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結論から言うと、やっぱりそれなりに怒っていました…(^^;。