神保町 覆麺
神保町の『覆麺』にて、「牛乳・味噌・カレー ブルーオマール出汁ラーメン」を食べて来ました( ^o^)ノ。
字面だけを追うと、なんだか取り留めのない「じゃかじゃかごった煮系」?、みたいに見えるかも知れませんが、実際に食べてみると、かなり気合の入った味噌ラーメンでした( ^o^)ノ。
丼で牛乳系のソースを味噌で溶き、そこにオマールブルーのスープを注ぎます。
モヤシを乗せると、その上に小さじ半杯ほどのカレー粉を載せ、フライドガーリックをかけて…。
ちなみに麺は、中太麺でした( ^o^)ノ。
で、実際に食べてみると、牛乳によるミルキーさはそれほど強くなく、味噌の旨味と塩味がバシッと来ますが、塩っ辛くないのは、オマールブルーの出汁が強いのとやはり牛乳によるミルキーさが緩和しているのかも知れません。
モヤシを食べていくと、モヤシにかけられたカレー粉が次第に姿を表してきて、仄(ほの)かにカレーの香り立つ味噌ラーメンへと、味変していきます( ^o^)ノ。
「2ヶ月寝かした味噌だからね」
大将が胸を張ってそう云う味噌は、確かに変な角とかの全く無い、旨味の濃い味噌に仕上がっていて、牛乳やカレー粉との相性もバッチリです( ^o^)ノ。
しかも、それをオマールブルーの出汁スープで溶くわけですから、美味しくないはずがありません( ^o^)ノ。
ただ、少し残念だったのは、相対的にタレの量が多いので、スープ全体が少し緩くなってしまうこと。
それと、美味いものと美味いものと美味いものを積み重ねて足していった結果、相乗効果で気絶するほどの美味さになるか、と言うとそう言うことではなく、確かに美味いんですが、もうなにがどう美味いのかが分からなくて、誰に食べてもらうんでも「美味しいよ」、と確信を持って進められるのですが、じゃぁどう美味しいの?と聞かれると、私のバカ舌と貧困なボキャブラリーでは、的確な説明が出来ないのが残念でなりません(^^;。
オマールブルーの芳醇な海老の香りと旨味も、確かに丼の中、そこにあるんですが、実際に食べてみると味噌に覆われてしまって、よく探すと「あぁ、海老の風味もあるんだ」、と言う感じで、同じようなことが牛乳のミルキーさにも言えます。
はっきり言って、「なにがどう美味しい」とかの説明や理屈を求めるのではなくて、純粋に、食べてみて一言、「美味しい」と言えればそれが一番幸せ、そんなことを思わせてくれる味噌ラーメンでした(^^;。
正直、私にはもったいない、と言うことになってしまうのかも知れませんが、逆に、「牛乳」、「味噌」、「カレー粉」、「オマールブルーの出汁」、どれか一つ抜けてもこの美味しさは体感できなかったと思うので、そう考えると、なんと罪深いラーメンなのか、とも思います(^^;。
1作の映画を観て、これが俳優が良いとか監督が良い、美術さんが神がかってる、音楽が素晴らしい、ストーリーの背景まで匂わせる最高のシナリオ…そんな映画通ぶった感想を持つのではなく、純粋に「この映画は面白かった。観て良かった」、と素直な感想を持てる人こそが、最も受益出来るラーメンである、としみじみ思った、そんな一日の一コマでした…(^^;。