栗の渋皮煮を作ってみた
従兄がくれた栗で、「渋皮煮」を作ってみました( ^o^)ノ。
従兄は週末に流山で、祖父母が残した土地を守って、畑を作っています。
そこで採れた野菜とかを、時々持って来てくれるのですが、先週、栗を持って来てくれました。
実は、栗は、今は亡き母方の祖父と一緒に、一生懸命、植えた記憶があります。
栗以外にも、梅なんかも植えたのですが、それは残っていませんが…。
区画整理の関係で、祖父と祖母がいた畑は公園になってしまい、今は等価交換された土地で、従兄が畑を作っています。
でも、栗は栗です。
人知れぬ郷愁が、有るんです…。
そんなわけで、もらった栗をどうしようか考えていたのですが、実は最初から渋皮煮を作る気でいました。
しかし、カミさんは栗ご飯を作りたかったそうで、その辺は攻防があったのですが、カミさんが譲ってくれて、渋皮煮を作る機会を得ました( ^o^)ノ。
ちなみに今回もらった栗ですが、出荷するために作っているような、手を入れて、しっかりと管理して育てている栗ではありません。
当然、虫が食っている可能性は十分にあります。
そこで、まずは1昼夜、栗を水に浸しておきます。
もし虫が居れば、苦しくて這い出してきますし、他に、鬼皮(栗の一番外側の固い殻)を柔らかくすることも出来ます。
そして、鬼皮を剥きます。
この時、中の柔らかい綿のような皮や筋を無理に取ったりせず、渋皮を傷つけないようにするのが重要です(^^;。
そして、鬼皮を剥いた栗を水に1時間ほどさらします。
そして、ようやく栗を煮ていきます。
まずは、水から火に掛け、沸き立ったたら中火にし、20分ほど煮ます。
すると、煮汁が抹茶色になるほどアクが出ます。
そうしたら、煮汁に水を足すようにして、熱湯からぬるま湯、そして水に変換するようにして水を替えます。
いきなり栗を笊にあけて、水を注ぐと、渋皮が破れてしまうことがあります。
とにかく優しくすることを念頭に置き、これを6回ほど繰り返しました。
次第に黒い筋などが取れてくるのですが、最終的には、6回目が終わった段階で、爪楊枝などで、渋皮に残った黒い部分を、丁寧に取り除きます。
尤も、どんなに頑張っても渋皮が破れてしまうモノは破れてしまうのですが、その辺はまり気にしても仕方が無いので、ある程度割り切って頑張るしかないです(^^;。
結果、4個ほど割ってしまいましたが、それでもその他は残すことが出来ました( ^o^)ノ。
そして、最後に味付けです。
たっぷりの砂糖と、隠し味に醤油を少しだけさして、また煮込んでいきます。
ここでも、沸騰したら中火にして20分ほど煮込みます。
煮込み終わったら、一旦栗を取り出しておきます。
残った煮汁を、塩をひとつまみ加えて、強火で沸騰させ、量が半分くらいのシロップになるまで煮詰めます。
煮詰まったら火を止め、そこに栗を戻して、一晩おき、冷ましながらじっくりとシロップを吸わせます。
朝、タッパーに移して、後は冷蔵庫で保存。
ようやく完成です( ^o^)ノ。
味見をしてみましたが、砂糖が少し少なかったですかね…。
ほんのりとした甘さですが、その分、栗の風味が楽しめる、非常に美味しい渋皮煮が出来上がりました( ^o^)ノ。
シロップが、もっととろみが付くくらいに煮詰めても良かったのですが、これくらいが家庭の味っぽくて良いかな、とも思います(^^;。
日曜に、多分、また従兄が流山に来るので、その時、少しですがお裾分け出来れば、と思います( ^o^)ノ。
ん~。
で、また栗をもらって、また渋皮煮を作って…。
今度は、義父母にも持っていきたいですね…( ^o^)ノ。