松本コウイチの徒然日記

X68000Z、開封レビュー!

 
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千葉県松戸市在住のオッサン。 "オイルショックの年に生まれた"と言われ続けて育ってきた。 食べるの大好き、作るのも好き。 DIY系も頑張っています。最近はレザークラフトも始めたけど…(^^;。

クラウドファンディングの「X68000Z」が到着しました( ^o^)ノ。

去年から、ずっと話題に上っていた、X68000のミニ版である「X68000Z」が、ついに我が家に到着しました( ^o^)ノ。

X68000とは、1980年代後半から1990年代前半にかけて、シャープより発売されていたホビーパソコンの一種です。
当時は、現在のようなWindows系とMac系のパソコンだけではなく、いろいろなメーカーから、独自のパソコンが発売されていました。
Windowsも、OSとして存在していなかったわけではありませんが、凡そ実用的ではなく、WindowsのGUI OSの前段階である、MS-DOSによるCUIが主流でした。
また、販売しているメーカーも、殆どの家電メーカーから、独自のパソコン、または共同規格のパソコンが発売されており、今では、「えっ!?」と思うようなメーカーからもパソコンが発売されていました。
それくらいパソコンの黎明期であり、シャープも、その中の1社でした。

シャープが発売していたパソコンは、その営業部によってX1系とMZ系という風に分かれており、どちらかというと前者がホビーパソコン、後者がビジネスパソコンのイメージが強かったように思います。

その、X1系のパソコンの進化形として、X68000が発売されました。

当時のホビーパソコンとしては最高峰に位置し、キャッチコピーも「パーソナルワークステーション」と称していました。

極めて優れた性能と、どれも似たり寄ったりのデザインだったパソコンに、「マンハッタンシェイプ」と呼ばれる左右分割のツインタワー型のデザインで、ユーザーを魅了しました。
また、5インチフロッピーディスクのオートイジェクト機能など、不必要なほど豪華な作りでした。

販売されるソフトも、オリジナル、アケードゲームの移植作品等、極めてレベルの高いものが多く、憧れのパソコンでした。

しかしかし、お値段も最高峰に近く、初代のX68000も、40万円程度したのを覚えています。

そんな、欲しくても高くて買えない、という高嶺の花だったX68000が、瑞起と言うメーカーから、ミニPCとして、エミュレーターを搭載して販売される、という話しが舞い込んできました( ^o^)ノ。

当時の最高峰のパソコンとは言え、販売最終盤では性能の限界も見えてきていました。
さらに、あれから30年の年を経て、現在のパソコンと比べると、スマホどころかスマートウォッチにすら及ばない性能ではありますが、パソコン黎明期を駆け抜けた、青春の詰まったパソコンです。
飛びつかない理由がありません( ^o^)ノ。

販売形態は、当初はクラウドファンディングにて、と言うことでしたので、いろいろと理由を付けて、開始当日に応募しました( ^o^)ノ。

 


そして、今日、カミさんから何か届いているよ、という連絡を受け、何のことだろう、と思い、差出人の写メを受け取ってみて、驚喜しました( ^o^)ノ。

 

前置きが極めて長くなってしまいましたが、今回は、開封のレビューを書いていきたいと思います( ^o^)ノ。

 


まずは、届いた外箱から。
大きく、「X68000Z」と印刷されています。
ちなみにこの外箱は輸送用保護梱包材のため、汚損、破損による交換対応はないそうです(^^;。
幸いにして、私は汚れや破損はなく、到着しました( ^o^)ノ。

 


外箱を開けると、クラウドファンディングの返礼品として、「X68000Z」のメモ帳が入っていました。

 


さらに中には、こんな化粧箱が。
初代X68000の化粧箱を模したそうですが、メーカーはシャープではなく、しっかり『瑞起』になってます(^^;。

 

化粧箱を開けると、右に本体のケース、左にマウスのケースが。

 


本体のケースの上には、会員証が乗っていました。

 


マウスの箱を開けると、中にこんなマウスが入っていました。
これ、当時のX68000に附属していたマウスを正確に模したもので、掌が乗る丸い部分の蓋を開けると、ボールが出て来て、マウスをトラックボールとして使用することが出来る逸品でした( ^o^)ノ。
そのギミックは、今回の「X68000Z」にも踏襲されており、更に、左右のマウスボタンの間にはホイールが追加され、また、マウスの左側面には再度スイッチファ2つ、追加されています。
また、当時は機械式のカウンターでしたが、現在の標準的な仕様に併せて、レーザー式に変更されています( ^o^)ノ。

 


箱の底には、キーボードの箱が入っていました。

 


キーボードには、キーの上下部分にマーカーシートを入れられるようになっており、当時のままの仕様を再現しています( ^o^)ノ。

 


実際のキーボードはこんな感じ。
まさに当時のX68000のマンマです( ^o^)ノ。
ちなみに、接続はUBSですので、現在のパソコンにももちろん接続でき、その場合は、底面の切替スイッチで切り替えることにより、X68000の特殊なキーである、XFキーを、ALTキーや無変換、変換等のキーに変更することが出来ます。
個人的には、このキーボードを普段使いしたいためにも、「X68000Z」のクラファンに参加したのですが、実際に使ってみると、当時も感じたのですが、私が慣れていたPC-9821のキーボードに比べて、キーの間隔が大きく、慣れていなくて使いにくいです…(^^;。

 


本体の箱には、記念のシール、本体、フロッピーディスクを真似た附属のSDカードケースが並んでいます。
ちなみに、附属のSDカードは、X68000でも附属していたコナミのシューティングゲーム「グラディス」、また「超連射」、さらにシステムディスクが附属しています( ^o^)ノ。

 


本体はこんな感じ。
まさに、小型のX68000という感じです( ^o^)ノ。
ジョイスティックコネクタ、マウスコネクタ、キーボードコネクタは、ダミーの筋彫りだけになっていますが、その他のスイッチやLEDは、当時と同様に動作します。
フロッピードライブはSDカードスロットになっており、イジェクトスイッチは、残念ながら物理的なイジェクト機能はありませんが、アンマウントスイッチとして機能するそうです。

 


側面から観ると、当時のX68000の想い出が、より深まりますね( ^o^)ノ。

 


背面はこんな感じ。
RS-232Cポートやモニタコネクタ、プリンタコネクタなどは筋彫りに。
背面FANなどは無く、開けてはいませんが、拡張スロットも見えます。
他には、現代向けに、HDMIやUSB-A端子が4つ。電源用にUSB-C端子が。
一番上のUARTポートは、RS-232Cなどのシリアルコネクタになっていて、他のシリアル伝送機器を接続するためのもののようです。

 


取扱説明書も、もちろん附属します( ^o^)ノ。

 

と言うわけで、駆け足で観て来ましたが、箱自体も非常に凝った作りになっており、凡百のクラファンとは、比べものにならないほどの気合いの入れようです( ^o^)ノ。

それだけに、この「X68000Z」に期待込めるユーザーは非常に多く、メーカーの瑞起さんも、余程気合いを入れたのだと思います( ^o^)ノ。

さて…この「X68000Z」で何をしましょうか…。

悩みますが、もし可能であれば、当時のSC-55かSC-155、出来ればSC-88を入手して(私はSC-55を持っていましたが、紛失してしまいました…)、MIDIを奏でたり、アホのように集めたMASLデータを再生したり、それらをFUで操作してみたいですね…( ^o^)ノ。

さてさて、どうしましょうか…(^^;。
夢ばかりが、膨らみます…(^^;。

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