MP3プレーヤー一体型骨伝導イヤホン 「OPENEAR X5」 レビュー
「MP3プレーヤー一体型骨伝導イヤホン X5」を購入してみました( ^o^)ノ。
最近、骨伝導イヤホンが手放せなくなっています(^^;。
耳の穴を塞がないので、外の音を聞きながら電話が出来たり、音楽を聴けたり。
私は主に『Shokz』の「OPENMOVE」を愛用していますが、まだ歴史の浅い、と言うか製品の裾野が狭い分野のガジェットなので、正直、あまり選択肢がないというか、「OPENMOVE」が至高、と言うわけではなく、いくつか試した結果、最も欠点の少ない製品がこれだった、と言うだけの話です(^^;。
骨伝導というのは、簡単に言ってしまえば、骨を震わせて音を聞く方法のことです。
通常、音を聞くには、空気の振動が耳の奥にある鼓膜を震わせて、その振動を蝸牛という器官が検知して、人間は音を感じることが出来ます。
しかし、実は音というのは、鼓膜が捕らえた振動が全てというわけではなく、頭蓋骨の振動も蝸牛に伝わり、音として認識しています。
骨伝導というのは、鼓膜を振動させるのではなく、文字通り骨を振動させて、その振動を蝸牛に伝えて音を認識する方法のことです。
理論や、実際の製品自体は、随分昔から存在していましたが、ここ数年、この技術を使ったイヤホンが、比較的安価で、更に、通常の使用に足る音質で、製品化されてきました。
と言うわけで、最近、ちょっと流行の兆しの見える骨伝導イヤホンですが、通常のイヤホンやヘッドホンと比べて、まだまだ製品の底が浅いのも事実です。
こうだったら良いのになぁ…と言う要望が、まだまだ沢山あります(^^;。
そんな中、骨伝導イヤホンに、MP3プレーヤーを組み込んでしまった製品が発表になりました。
これが、この「OPENEAR X5」です( ^o^)ノ。
まぁ…端的に言ってしまえば、中華製のキワモノガジェット的な感じがプンプンなのですが、折角入手出来たので、簡単なレビューを…(^^;。
まず、外箱。
中華製品でよくある、なぜか白人モデルを使った、箱だけは妙に高級感を出そうとしている印象です(^^;。
裏麺には紙が貼り付けてあって、日本語の諸元が書かれています(^^;。
ちなみに、側面には製品のカラー、及び内蔵メモリのチェック欄があって、手書きでチェックが書かれており、私のモノは、黒で、16GBとなっていました(^^;。
箱の中身は、ちょっとしたポーチと説明書。
そして、写真には写っていませんが、USBケーブルも同梱されていました。
怪しい中華製品臭がする、と言うのはこのUSBケーブルからもあって、今時、MicroUSBなんですよね…端子が(^^;。
せめてUSB-Cにして欲しいところです…もうないよ、MicroUSBのケーブルなんて…(^^;。
本体の外見は、良くも悪くも、『Shokz』の「OPENMOVE」に似ています(^^;。
ただ、本体重量が16gと、「OPENMOVE」(26g)よりか軽く、実際に頭に装着してみると、圧迫感が少ないです。
言うなれば、左右から押さえつけて固定する、と言うよりかは、耳に掛けている、と言う感じです。
ネックバンドは比較的短く、私には丁度良いのですが、頭の大きい人だと、ちょっと窮屈になりそうな感じもします。
右側のスピーカー部分には、メインスイッチがあり、このスイッチで電源のON・OFF、ヘッドホンモードとMP3プレーヤーモードの切り替え、その他いろいろな機能が割り当てられています。
そして、その下面には、音量の調整ボタンもあります。
スピーカーの振動部分にはシールが貼られており、説明書には剥がすような記載はありませんでしたが、剥がしてしまいました(^^;。
と言うわけで、実際に立ち上げてみると…。
英語で、「Bluetoothモードです。デバイスの接続に成功しました」的な音声が流れますが、結構訛りが強くて、正直、ちょっと聞き取りにくいです(^^;。
逆に電源を落としたときの音声は、非常に聞きやすい英語です(^^;。
音質的には、可も無く不可も無く。
骨伝導ヘッドホンに、過度な音質に対する期待はしていませんが、それでも酷くはない、と言う印象です。
解像度は比較的高くて、曲によっては歌い手の呼気まで感じられるほどです。
ただ、骨伝導の欠点でもある、低音域に関しては…まぁ察して下さい(^^;。
高音域、と言うか、全体的にホワイトノイズ的な、音の崩れがあるような気もしますが、慣れれば気にならないですし、骨伝導にそこまで求めていない、と言うのもあります(^^;。
音漏れに関しては、残念ながら、します(^^;。
音量を上げれば、それに比例して音漏れも酷くなります。
静かな場所などでは結構音漏れが気になるので、音量を下げた方が良いと思いますが、逆に静かな場所では骨伝導の真骨頂、音を下げてもしっかり聞こえます( ^o^)ノ。
正直なところ、MP3プレーヤーとしてはまだしっかりと使い込んでいないので、こっちの方は何も言えませんが、内蔵メモリは16GB。
最初からテスト用なのか、音楽データが結構入っています。
パソコンにUSBケーブルで接続すると、外部メディアとして認識されるので、後は普通のMP3データを転送すればOK。
でも、フォルダの扱いとかは、まだ良く分かりません(^^;。
操作性自体は、ちょっとスイッチが小さいのが気になるところ。
個人的にはタッチセンサのスイッチは苦手で、クリック感のある、機械式スイッチの方が操作感が好きです。
なので、この「X5」は有り難いのですが、如何せんスイッチが小さいので、押しにくい(^^;。
ダブルタップとかは、本当に面倒(^^;。
そんなわけで、滅茶苦茶良い製品、と言うわけではないのですが、目を覆うような欠点もないので、「OPENMOVE」と二刀流で、使っていこうかな、と思っています( ^o^)ノ。
以上、ゴクゴク簡単なレビューでした( ^o^)ノ。