松戸 南花島 まがりなりにもタイ食堂
千葉は松戸市、南花島の『まがりなりにもタイ食堂』にて、「鶏の混ぜご飯」を買って来ました( ^o^)ノ。
こちらは、貸しイベントホールの『隠居屋さん』を間借りして、日曜日だけ営業しているタイ料理のお店らしいです。
取り仕切っているのは女性一人。
なので提供される料理は1~2種類程度。
ただ、現在は昨今のコロナ禍のため、テイクアウトのみとなっています。
この日のテイクアウトは、名前が「カオ~」だったと思うのですが、ちょっと忘れてしまいました(^^;。
タイに詳しくタイ語もそこそこマスターしていた母に聞いたところ、「カオ(ข้าว)(実際の発音は「カ~ォ」に近い)はご飯を意味する単語らしいので、勝手に私が「鶏(ไก่)の混ぜご飯」と命名させてもらいました(^^;。
まぁ、これだと普通にข้าวมันไก่ですね(^^;。
このお店を見つけたのは本当に偶然で、助手席に座っていたカミさんが、突然、
「赤と白と青の国旗ってどこだっけ?」
と発言したのがきっかけでした(^^;。
曰く、その国旗を掲げたテイクアウトのお店を通りすがりに見つけた、と言うのです。
てっきり、フランスかと思ったのですが、再度クルマを回して観てみると、三色旗であることは間違いないのですが、フランスが縦に三色旗であることに対し、こちらは横。
タイじゃんっ!!
ちなみにタイの国旗はธงไตรรงค์と言い、三色旗という意味。
上から赤・白・青(紺)・白・赤の配色となっており、赤は国民、白は仏教、青(紺)は王室(チャクリー王朝)を示しているそうです。
タイは幼少の頃から、何度も遊びに行っていた国です。
母に至っては、父と結婚する前から足繁く通っていた国なので、私としても思い入れがあります。
また、三つ子の魂というヤツで、物心つく前に食べた味が、どこか懐かしい思いがあって、数年前にタイ料理が流行したことがありましたが、日本ナイズされたタイ料理に、ちょっと違和感を覚えたこともありました(^^;。
そんなわけで、俄然興味が湧いて、大急ぎで家に帰ってカミさんと息子を下ろしたら、私一人でとって返してお店に向かいました(^^;。
私は『隠居屋さん』と言うイベントホールのことは知らず、お店に入ってみて、思わず、「ナンじゃここはっ!?」と思ってしまったのですが、帰宅後、色々と調べてみて、知りました(^^;。
お店に入ると、iPhoneで音楽を聴いていた女性が立ち上がり、「今日はテイクアウトしか…」と話しかけてきました。
写真が貼ってあって、メニューは他にもあったようなのですが、テイクアウトとあって、今日は前述の混ぜご飯しか無いようです。
諒承して、2個お願いしました。
早速厨房に入って、作り始める店員さん。
程なくして出来上がり、受け取りがてら少し会話。
「Facebookとかで見たんですか?」、との問いに、偶然通りすがりで見かけたんです、と答えつつ、ビーフンの料理とか作らないのですか?、と聞いてみました。
私は子供の頃、タイの屋台で食べたビーフンの味が忘れられなくて、母に聞けばなんという料理で、どういう風に作るのか知っていると思うのですが、何分私はその頃まだ5~6歳。
ニンニクが効いていたことしか覚えていないのですが、日本にはない香辛料や料理の風味が懐かしくて、タイ料理のお店に行くたびにビーフンは必ず注文するのですが、未だに再会を果たしていません。
店員さん曰く、これからは麺料理も手がけていく、とのことだったので、今後に期待ですね( ^o^)ノ。
他にお客さんも待っていたので、それ以上の会話は出来ず、すぐにお店を後にしましたが、どうして一人でタイ料理のお店を開いているのか、タイとの接点は、など、聞いてみたいことがまだまだあったのですが、それも今後に期待ですね(^^;。
ちなみに、持って帰って食べた混ぜご飯。
「よくかき混ぜて召し上がって下さいね」と言うことだったので、よく混ぜて食べてみました。
野菜がたっぷりと入った混ぜご飯で、シソなど使っていることから、日本風でした(^^;。
タイ特有のハーブやスパイスも使っているようなので、タイらしい風味はないことはないのですが、やはり日本人好みに味付けをしていると言うことと、余りたいの食材は使っていなくて、日本の食材を使っているよう。
正直、タイ感は殆ど感じることが出来ませんでした(^^;。
ただ、甘い醤油ダレにレモンを搾ってかける…甘さと酸味の混合は、タイ料理っぽいな、とは思いました(^^;。
私が両親に連れられて、タイに遊びに行っていたのは、もう40年近く前です。
その頃は、ベトナム戦争の終結を機に、アメリカ軍がタイから撤収し、民主化運動が盛んになった頃。
ポル・ポトの関係で、カンボジア難民がタイに流入しつつ、事実上カンボジアについては黙認したタイ。
様々な理由から、戦争とまでは行かなくても、軍が政治を執っていたところが、次第に文民政治に移行しようとしていた頃です。
経済発展とともに様々な歪みもあったりと、清濁併せ呑む、悪く言えば混沌として、よく言えば活気に溢れた時代だったと思います。
その後、紆余曲折を経て現在に至りますが、あの頃の雑多な雰囲気はもう無いのかも知れませんね…(^^;。
いつかまた、タイに遊びに行きたいと思うのですが、それはいつになることやら…(^^;。
あのビーフンをもう一度食べてみたい、お腹いっぱいマンゴスチンとドリアンとランプータンを食べてみたい、と夢が広がります(^^;。
そんなことを思い出せてくれた、お店でした…( ^o^)ノ。