松戸 治郎 「蛤蕎麦とせいろ」
松戸の『手打ち 二八そば 治郎』にて、「蛤蕎麦」と「せいろ」を食べて来ました( ^o^)ノ。
徹夜明けのこの日、私の住む松戸で、ちょっと気になっていたお店が立て続けに開店して、そのうちの日本蕎麦のお店、『治郎』に、カミさんと二人で行って来ました( ^o^)ノ。
開店の報は、少し前に松戸市の情報を取り扱っているFacebookの某ページにて確認していて、その際は住所と地図が間違っていて、散々悩んだ末に実は近所だった、と言う笑い話もあったのですが、逆に近所過ぎてなかなか行く機会が無く、この日、ようやくカミさんを誘っていくことが出来ました( ^o^)ノ。
お店に着いてみると、飲み屋さんかバーの居抜き? と言った感じの雰囲気のお店で、ちょっと外見からは純粋な日本蕎麦のお店、と言う感じでは無かったのですが、兎に角入ってみることに。
店内も、どちらかというと蕎麦と言うよりかは酒客相手のお店、と言う感じ。
店主の方にカウンター席と座敷席がありますが、と聞かれて、座敷席に腰を落ち着けました。
早速メニューを見て何を食べようか考えたのですが、実はこの時、あまりお腹が減っているわけでは無く、それ以前にやっぱ蕎麦の醍醐味はせいろでしょう、と考えていたのですが、店主が「今日はメニューには載っていないのですが、蛤蕎麦がありますよ」、とのこと。
外は5月下旬にしては気温が高く、ここまで歩いてくるウチに薄く汗もかいていたので、やっぱり冷たいせいろが食べたかったのですが、九十九里産の採算度外視の蛤です、と言う言葉に負け私は蛤蕎麦を、カミさんはせいろを頼むことにしました(^^;。
すぐにお通しが運ばれて来たのですが、松戸の西口でお店を構える豆腐屋の冷や奴、それに私にとって今年の初物であるスイカです( ^o^)ノ。
早速冷や奴には箸を付けましたが、スイカはデザートに残しておきました(^^;。
そして、蕎麦が運ばれて来ました。
私の蛤蕎麦は…思わず、「うわっ、これマジですか…ガチな蛤じゃないですかっ」と言葉が出てしまったほど立派な蛤が丼に3つも入っています( ^o^)ノ。
もはやここまで来ると、蕎麦を手繰るのに蛤が邪魔なほどです(^^;。
カミさんのせいろは、さっぱりとした風体のせいろで、蕎麦は細め。
白髪蕎麦、と言うほど白くはないですが、上品な面持ちの蕎麦です。
猫の蕎麦猪口が可愛いです( ^o^)ノ。
早速箸を取って頂くのですが、この箸が割り箸なのですが、また高そうな割り箸で…(^^;。
使い捨てにするのはもったいないなぁ…と思ってしまいました(^^;。
まずは蛤から。
と言うか、蛤を1つでも食べておかないと、蕎麦に箸が届きません(^^;。
フンワリと丁度良き加減で火の通った蛤は、ホンビノス貝のような暴力的な固さは無く、噛む度に貝のうま味が染み出します。
貝に付いた貝柱ももったいなくて、思わず毟ってしまいました(^^;。
蕎麦はせいろと同じもので、細め。
温かい蕎麦だけに、コシは少ないですが、しっかりと蕎麦の長さを保っているので、余程打ちが上手なのかなぁ…と思いました。
ツユは醤油と酸味がしっかりと感じられつつ、太い出汁感と、なにより蛤のうま味が染み渡っていて、極上です( ^o^)ノ。
ちなみに、最後に少しだけ七味を振ったのですが、この七味がしっかりと辛く、一口飲んだカミさんがちょっと驚いてしまいました(^^;。
店主が、気を利かせてカミさんのせいろに、蕎麦猪口を2つ用意してくれて、私もつまめるようにしてくれていました( ^o^)ノ。
そんなわけで、カミさんから少しせいろを分けてもらいましたが、するすると入る蕎麦…これが日本蕎麦の美味しさですよね…( ^o^)ノ。
先に、いろいろと食べていたので、蕎麦の香りを楽しむようなニュートラルな鼻では無かったのですが、蕎麦は香りもさることながら、この喉越しが何とも言えず嬉しい美味しさです( ^o^)ノ。
ツユは、先の蛤蕎麦でも感じたのですが、比較的酸味がピンッと立った、なかなか鯔背(いなせ)な感じで、ちょっと尋常じゃ無く気合いを入れているな、と感じました。
あとから頂いたそば湯で割っても、ツユの存在感が全然薄れませんノ。
個人的にそば湯はそのまま飲むのが好きなので、急いでツユを飲み干して、生(き)のそば湯で締めました(^^;。
最後にスイカでデザート。
ご馳走様を伝えてお店を後にしました。
蕎麦自体は非常に美味しかったのですが、なによりかにより、兎に角驚いたのが蛤で(^^;。
まさかあの値段で、あんな巨大な蛤が…(^^;。
てっきり、蛤とかって言いながら、実はホンビノス貝じゃないの~?、と思っていたのですが、ガチすぎる蛤で、驚くとともに、思わず笑ってしまいました(^^;。
いやぁ…良いお店が近所に出来たなぁ…と。
しかも、このコロナ禍の最中に出店するその意気が凄いな…と。
哀しいかな、私にとって近所過ぎて、なかなか通う機会が作れないかなぁ…と思うのですが、是非是非、末永く頑張って欲しいお店だと思いました…( ^o^)ノ。