焼豚用吊るし釜を作ってみた
焼豚を自家製釜で作ってみました( ^o^)ノ。
鶯谷にある、『焼豚の大井川』の焼豚が滅法美味しくて、肉好きの親友もここの焼豚が大好きでした。
しかし、去年から世間を騒がせるコロナ禍の影響からか、去年からずっとお店を閉めたままで、もしかするとのこのまま閉店になってしまうのかなぁ…と思い始めています。
しかし、確かにあの焼豚は美味しかった…。
そう思うと、どうしても食べたくなってしまい、また、日頃色々と世話を掛けている親友もそう思っているだろうと思い、一念発起して、自分で焼豚を作ってみることにしました。
ネットで色々調べてみると、焼豚の焼き釜というモノが売っているようなのですが、プロユース、お店メインの製品であって、お値段も相当します。
確かに使いやすそうなのですが、これはちょっと手が出ない…と思っていたら、釜を自作している人も結構いるようです。
その自作している人の様子を見ると、どうも一斗缶やペール缶を利用して自作している人が多いです。
しかし、一斗缶もペール缶も、加工が大変と言うことと、使わないときに仕舞っておく場所が結構食う、と言う欠点もあります。
そこで、意を決して、木材(コンパネ材)で釜を自作してみることにしました。
木製の釜なので、熱が一番怖いのですが、発火するほどにはならないだろう、と言う憶測の元、設計を始めます(ぉぃぉぃ)。
なるべく、コンパネ材から無駄なく材料を切り出したいこと、そして仕舞う際にスペースを取らないこと、と言うのが最大の目的です。
そこで思い付いたのが、釜を上下に分けることでした。
また、折りたためるように、四隅の固定は蝶番とパッチン錠を使用します。
caDIY3D-Xと言う、DIYに特化したCADソフトを使用して、大まかな3D図面を書いていきますが、なんとソフトの試用期間が過ぎてしまい、機能制限が入ってしまいました。
結果として、ほぼほぼ手書きで設計(^^;。
その設計図通りにホームセンターでコンパネを切り出してもらい、帰宅して、息子と一緒に組み立てました。
実際に組み上げてみると、いろんなところで思い違いや計算ミスがあって、部材が足りない部分も結構出て来てしまいました。
なので、結果として2週間ほど掛けて、ようやく組み上げることに成功しました。
同じくして、焼豚の材料も用意します。
近所の業務スーパーで、豚バラ肉とロースの部分を購入。
これを、醤油:味醂:酒を3:2:1で混ぜ、さらに糀、砂糖、ニンニク、生姜を混ぜて一度沸かし、冷ましたタレに一晩漬け込みました。
と言うわけで、ついに焼き始めます。
七輪で炭(オガ備長炭)をおこし、セット。
フック(DAISOで購入しました)に吊した豚肉を、内側のアルミの棒にぶら下げます。
その上に網を置いて、同じく昨晩から漬け込んでおいた鶏もも肉も一緒に焼いていきます。
15分もするとコンパネ材で出来た釜の表面が結構温かくなり、突き出したアルミの棒も触れないくらい熱くなっていました。
そのまま1時間ほど掛けてじっくりと焼き、肉の位置を変えてひっくり返したら、さらに1時間ほど焼きました。
出来上がった焼豚は、見るからに美味しそうで、実際に焼きたてを切って食べてみたのですが、得も言われぬ美味しさで、思わず「美味ぁ~」、と感嘆の声が出てしまったほどでした( ^o^)ノ。
丁度遊びに来ていた妹夫婦とカミさんにも味見をしてもらって、残りの半分を親友に差し入れることにしました。
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夕飯で、その焼豚を出してみたのですが、冷めてしまうと身が締まってしまい、イマイチになってしまいますね…。
景気よく厚く切ったのですが、そうではなく、薄く切ってタレを掛け、ご飯に乗せて焼豚丼にしたら、絶対に美味しいと思いました( ^o^)ノ。
初めて作った割には非常に上手く行きましたので、次は妹夫婦にも差し入れが出来るよう、大量生産したいと思います。
う~ん…材料費が結構かかりますね…(^^;。
ちなみに、釜本体は、バラして折りたたんでしまえば大きめのアタッシュケースくらいの大きさになり、裏の倉庫に簡単にしまえるくらいの大きさになります。
また、今回作ってみて驚いたのは、物凄い脂の量…(^^;。
事前知識として、凄い油が出る、と言うのは知っていましたが、本当に物凄い量の油が出るんですね…驚きました(^^;。
ラードなんで、何かに使えれば…とも思うんですが、今回は回収は諦めて、まとめて捨ててしまいました(^^;。
…次は、もっと簡単に、きちんと油を回収出来るような仕組みを作って、油もなにかべつのものに活用したいと思います…( ^o^)ノ。
とりあえずは完成しましたが、これからがまた楽しみですね…いろいろと( ^o^)ノ。