秋葉原 あだち 「サービスセット定食」
秋葉原の『あだち』にて、「サービスセット定食」を食べて来ました( ^o^)ノ。
私は2000年頃、秋葉原で短期間だけですが働いていたことがありました。
さらに言うとその10年以上前から秋葉原に足繁く通っており、ここ40年の秋葉原の変遷をずっと観てきました。
ラジオや無線機が幅を効かせていた頃の秋葉原、家電が中心になった頃の秋葉原、パソコンが熱狂的に支持された秋葉原、そして今のサブカルが強い秋葉原。
そんな移り変わりの中で、最も秋葉原が変わった部分…そう考えると一番に浮かぶのが、食事処の増加です。
30年くらい前の秋葉原には本当に食事処が少なくて、決してないわけではないのですが純粋に食事を出来る場所の絶対数が少なかったんです。
今でこそ秋葉原は様々な食事が楽しめる街になりましたが、それが本当に驚きです(^^;。
そんな数の少なかった秋葉原の食事処ですが、現在でもしっかりと暖簾を守り続けいるお店もあります。
もちろんお店を閉めてしまったところも少なくないですが、今回お邪魔した『あだち』さんは、店主さん曰く60年以上秋葉原で営業続けている、古いお店なのだそうです。
実は私自身、『あだち』さんの存在は知っていましたが、一度も入ったことがありませんでした。
純粋に、入り難い雰囲気のお店だったんです(^^;。

お隣は秋葉原で昔から長蛇の列が出来る超人気店。
その長蛇の列を横切って、建物の奥まったところに入口がある『あだち』さん。
私は秋葉原に通って云十年になりますが、この日初めて暖簾をくぐりました(^^;。
お店に入ると狭くすすけた店内。
油のすえた臭い、歴史の醸す薄暗さ。
決して綺麗なお店ではありませんが、それで良いのだ、これで良いのだ、これが良いのだ、と無言の内にお店が語りかけて来ます。
そして店主は、無言のお店の雰囲気とは真逆で、兎に角口が良く回るお爺ちゃんです(^^;。
秋葉原と60年の時間を共有した誇りが強く、こだわりも半端じゃありません。
その辺の矜持に共感出来ない人はこのお店は極めて不快であり、また受け入れがたい場所となるかも知れませんが、それを “味” として昇華出来るのなら、こちらで供される食事にも迎合出来ると思います( ^o^)ノ。

まず、今回は店主の勧める「サービスセット定食」にしました。
唐揚げが美味しいのだそうです。
ちなみにこちらのお店は「大盛の店」を自ら標榜します。
今回は店主さんの勧めに倣って “すり切り” でお願いしました。
“普通盛” は1升。”大盛” は2升なのだそうです(^^;。

と言う訳でこちらが「サービスセット定食」です。
すり切りのご飯とともに出された一盛りのおかずは、鶏の唐揚げが3つ、揚げ餃子が2つ。そして奥に春巻きが1つ。
その他にオクラとナスとズッキーニの天ぷら、そして肉団子が2つ。
さらにその下にはもやしの炒め物、蓮根の炒め物。
豆腐の味噌汁にサラダがあり、ついでに生玉子も出してくれました(^^;。
正直、この内容で1200円が安いか高いかは人それぞれによりますが、美味しいかどうかもまた、人によります。
個人的には、今回のおかずは全て冷めていて、味噌汁も温(ぬる)くなっていました。
どうしても作り置きになってしまうのだとは思いますが、それは少し残念ではありました。
ご飯もどちらかというとツヤもコシもない、喉に詰まるような食感で、美味しいお米、と言う評価には難しいかと思います。
私は、おかず類の味が極端に濃くなかったのでご飯の方が、先になくなってしまいました。
少しだけ、とお願いしてしっかりとしたお代わりをよそってくれた店主さん。
生卵をかけて、最後までしっかり完食することが出来ました。
全体として、美味しいかどうかは少し首を傾げてしまうトコロも多いのですが、その全てが『あだち』と言うお店ではOKなんです。
お店の雰囲気、店主のキャラクター、そしてその二つを裏打ちにする60年という時間。
今後、どれくらい『あだち』さんが秋葉原に在り続けるのかは分かりませんが、秋葉原が好きだったら、一家言を持っているので在れば、一度訪れるべきお店だと思います…( ^o^)ノ。