松本コウイチの徒然日記

行田市 金澤製菓 「塩あんびん餅」

 
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千葉県松戸市在住のオッサン。 "オイルショックの年に生まれた"と言われ続けて育ってきた。 食べるの大好き、作るのも好き。 DIY系も頑張っています。最近はレザークラフトも始めたけど…(^^;。

行田市の『金澤製菓』にて、「塩あんびん餅」を買ってきました( ^o^)ノ。

先日、ふとしたことからお袋が、「あんびん餅が食べたいなぁ…」と言いました。
我が家であんびん餅と言えば、熊谷市万吉出身の母方の祖母が、好んで食べていた塩餡の大福のことです。

今は亡き祖母が大好きだったもので、塩で煮た小豆、全く甘くないあんこを餅で包んだもので、リアルに餅なので、一晩でカチカチに固くなってしまいます。
この固くなったあんびん餅を、トースターや、季節が季節ならストーブの上に乗せて焼いて食べる、と言うのが美味しい食べ方。

祖母にとってはこれが故郷の味だったようで、時々伝手を使って送ってもらっては、嬉しそうに食べていたのを今でも鮮明に覚えています。

お袋にとっても懐かしい味らしく、それが「あんびん餅が食べたいなぁ…」、という言葉になって現れたのだと思います。

そんな言葉が気になって、ちょっと検索してみたところ、あんびん餅、と言うものはいろいろな場所にあるお菓子らしく、中でも埼玉の一部地方で、塩あんびん餅、というものが食べられていると知りました。

で、実際に購入出来る場所はないかと探したのですが、行田市にある『金澤製菓』と言うお菓子屋さんで購入出来ることが解りました。

なので、実際に買いに行ってみました。
あらかじめ電話で在庫を確認して、ある数を取り置きしておいてもらいました。

 


で、実際にお店に着いてみると、なんか良い感じのお菓子屋さんでした( ^o^)ノ。
古墳最中、と言うのも気になったのですが、今回購入したかったのは「塩あんびん餅」です。

お店に入って店員さんに電話で取り置きをお願いしていた者だと伝えると、すぐに用意しておいてくれたものを出して、会計をしてくれました。
曰く、一晩も経つと固くなってしまうので、後は冷蔵庫で保管して、焼いて食べてください、とのこと。
なるほど、祖母の食べ方は一般的な食べ方だったのですね( ^o^)ノ。

受け取ってクルマに戻り、ナビを自宅にセットして帰ろうとしたのですが、ナビの画面を見てびっくり。
なんと前方後円墳がしっかりと映っているではありませんか(^^;。

 


なるほど、これがあっての「古墳最中」なのか…と思っていたら、家に帰ってお袋にそのことを話したところ、「あんた、その場所はさきたま古墳群のある場所でしょう? そんなことも解らなかったの?」、と呆れられてしまいました(^^;。

 


と言うわけで自宅に持ち帰り、夕飯の後に食卓に出しました。

お袋にとっては懐かしい味です。

早速皆、手に取って食べ始めますが…。

 


私とお袋以外、カミさんも息子も、思い切り目を白黒させていました(^^;。

甘くないあんこというのは初めてだったのでしょう(^^;。
正直…美味しいとは思えないのだと思います(^^;。

お袋はもちろん解っていましたし、私は幼い頃、祖母と一緒に食べていましたので味は知っており、全然驚くことは無かったのですが、そういえば私も子供の頃、大変驚いた記憶があるなぁ…と、カミさんと息子が食べるのに苦労しているのを観て、思わずニヤニヤしてしまいました(^^;。

砂糖をまぶしたり黒蜜を掛けたり、なんとか食べきったようです(^^;。

でも、この塩味の中に小豆特有のほんのりとした甘さがある、これがまたなんとも言えず美味しいんですよねぇ…(^^;。
食べ慣れてしまえば、美味しいんだけどなぁ…(^^;。

今にして思えば、祖母が食べていたあんびん餅は、こんなに格好の良いものではありませんでした。
あんこはもっと固く煮締めたものでしたし、餅は餅でガチの餅で、形もこんな大福のような綺麗な形状じゃ無く、もっとゴツゴツとした表面で、丸く成形しようと苦労した感じ(^^;。
さらに、餅粉がガッツリまぶしてあって、食べると口の周りはもちろん、服も粉を落として真っ白になってしまっていたのを覚えています。

あんびん餅は、買うものでは無くて餅を突いたときに作る手作りが当たり前の、贅沢なおやつだったんです。

そして、固くなったあんびん餅を焼いて、表面に茶色い焦げ目を付けて、所々ぷく~と膨れた餅を、ハフハフ言いながら食べるのですが、中のあんこまでなかなか温かくならなくて、熱々の餅の部分と冷たい塩あんこの部分も、奇妙なコントラストでそれがまた味わいがあったんです( ^o^)ノ。

さて…。
まだ大分残っている「塩あんびん餅」。
明日、焼いて食べるのが楽しみです…( ^o^)ノ。

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