立石 玄庵 「蕎麦打ち体験」 ~ 上本郷 美並 「せいろ」 ~ 現実(^^;
立石の『玄庵』にて「蕎麦打ち体験」の後、『美並』にて「せいろ」を食べて来ました( ^o^)ノ。
蕎麦だけはどうしても自分で作ることが出来なかったんです…。
うどんやラーメンの麺に関しては、自分で作ってみて、美味しいかどうかは別にして、食べられない、というほどひどいものになったことはありませんでした。
しかし、日本蕎麦だけは…。
何回かチャレンジしたことがあったのですが、どうしても酷くちぎれてしまって、そばという形になることがありませんでした…。
そんなことを思っていた折、松戸市は上本郷の『美並』さんで蕎麦を食べた際、「私は立石の『玄庵』と言うところで蕎麦の打ち方を教えてもらった」、と言うことを教えてもらい、また素人に対しても「蕎麦打ち体験」と言う形で教えてもらえる、と言うことを知りました。
それを知ったのが年末だったこともあり、色々忙しくて行く機会がなかなか作れなかったのですが、この程、ようやく義弟を伴って行くことが出来ました( ^o^)ノ。
実査の体験では11時から1時間半くらいかけて、まずは最初に先生が手本として蕎麦を打ってくれて、その後に自分たちがほぼマンツーマンで教えてもらう、と言う形で教わることが出来ました。
結果、ずっと悩みだったところなどを丁寧に教わることができて、初めてにしては比較的美味しい蕎麦を打つことが出来ました( ^o^)ノ。
まずはこちらが私が打った蕎麦( ^o^)ノ。
そしてこちらが義弟が打った蕎麦( ^o^)ノ。
…ただ、その後に先生の作った蕎麦を食べさせてもらい、一気に消沈したんですが…(^^;。
と言うわけで、一応は蕎麦打ち体験をしたのち、きっかけをくれた『美並』さんに、その足で食べに行きました( ^o^)ノ。
この日食べたのはいつもと同じ「せいろ」。
しかし、自分で実際に蕎麦を打つ大変さを知った今となっては、普通に食べていた「せいろ」の見方も変わってきます…。
その場のあらゆるところが気になってしまい、義弟といろいろと観察しなら食べることになりました(^^;。
最後、お会計の際に、この日、実際に『玄庵』にて「蕎麦打ち体験」をして来た旨を伝えました。
そうしたら店主さんも驚いたのか、いろいろと面白い話を聞くことが出来ました( ^o^)ノ。
会計を済ませて帰宅しました。
この日の夕飯は、体験の際に自分で打った蕎麦の残りを持ち帰ったのですが、それを夕飯にするつもりでした。
しかし、それだけでは全く足りなかったので、せっかくこの日、蕎麦の打ち方を教わって来たので、記憶が曖昧にならないうちに、再度自宅でも蕎麦を打つことにしました。
しかし…実際にはそれも難しいのですね…。
まず、蕎麦粉を売っているスーパーが少ないんです…売っているとしても、びっくりするほど高額なんです(^^;。
スーパーを何軒か回って、ようやく手が出せる蕎麦粉を見つけて、それを購入。
帰宅して、早速蕎麦を打って見ることにしました。
まずは蕎麦粉に20%の小麦粉を加えて二八蕎麦の配合にします。
そして次は水回し。
最初に全体の8割程度の水を加え、粉に水を吸わせていきます。
そして水を再度加え、蕎麦粉自体がまとまってきたら、あとは水の微調整。
概ね全体の粉に水が行き渡り、次第に塊になってきます。
この状態から、一つにまとめつつ、滑らかになるまで練り上げます。
これを一つにまとめて菊練りと呼ばれる形にし、さらにヘソ出し。
これを押しつぶして、一応は生地の完成です( ^o^)ノ。
そして次は延ばしの作業。
これがまた狭い家のテーブルの上では、思うように動くことが出来ずに歪な形に…なんとかこのあと、頑張って形にしました(^^;。
しかし、人様に見せられるのはここまで…。
実際に切る作業になったら、ドツボにハマってしまいました…。
結論から言うと、とてもじゃ無いですが食べられるようなものは出来上がりませんでした…。
端的に言うと、切れないんです。
我が家には蕎麦切り包丁はないので、文化包丁で切ることになります。
また、蕎麦を切る際の当て木もありません。
結果、目測できるしかなく、また文化包丁の刃渡が小さいので、生地を何度も折る必要があり、極めて不恰好に…。
もっと言うと、文化包丁で切ると、蕎麦が包丁にくっついてしまうんです…。
とんでもない不恰好な蕎麦のようなものになってしまい、当然捨てるわけにもいかないので、なんとか食べるには食べたのですが、全然美味しくなくて常に苦行を強いられているような状況。
最後に体験で私が作った蕎麦を最後に食べましたが、これがなんと美味しいことか…。
日本蕎麦を自宅で作るには、最低でも蕎麦切り包丁と当て木は絶対に必要だ、そう理解しました…(^^;。
初めての蕎麦打ち体験からプロの味わいを再度確認し、蕎麦の見方が変わると同時に、蕎麦への理解がより深まった、そんな一日でした(^^;。