神保町 覆麺
神保町の『覆麺』にて、「鮟鱇出汁の塩ラーメン」を食べて来ました( ^o^)ノ。
ちなみに先週食べた、「鮟鱇出汁の悪い奴」、そして「鮟鱇出汁の冷やしまぜそば」。
これに今回の「鮟鱇出汁の塩ラーメン」と合わせて、鮟鱇トリロジーの完成となります( ^o^)ノ。
とまぁそんな自己満的な話しをしても仕方が無いので(^^;、チャッチャとレビューを書いていきたいのですが、私が鮟鱇に持っているイメージというのは、”グロテスクな風貌なわりに素直なお味の優等生”、と言うものです。
と言うのも、以前にも似たようなことを書いていますが、例えば鯛。
鯛で出汁を取ると、「如何にも鯛でございます」、と言う鯛特有の風味が強いです。
ここで勘違いしないで頂きたいのですが、それが悪いと言っているわけではなくて、言い換えれば、「鯛には特徴が有るけど鮟鱇には、それほどない」、と言うことです。
ここでさらに勘違いしないで頂きたいのが、それが悪いと言っているわけでは全然なくて、日和見的でご都合主義的な書き方になってしまうことを恐れずに記すと、最終的には、何が美味しくて何が好みかは、食べた人が個人個人で客観的に判断するべきであって、美味しさの基準というのは ”みんな違ってみんな良い” を地で行く分野なので、レビューに筆者の主観が入ることは仕方が無いとしても、それを実際に自分で食べてみて、美味しい・美味しくないは、誰が悪いわけもおかしいわけでもないですよ、ってことで。
話を戻して、鮟鱇と言う魚は、食べる機会が多い人であれば、鮟鱇の出汁に接したとき、「あ、これは鮟鱇だね」、と看破することが出来るかも知れませんが、殊(こと)特徴という言い方をすれば、美味しいけど特徴的な風味は少ない、と思います。
それだけに、ダイレクトに美味しさだけを感じることが出来るので、万人受けの味だと思います( ^o^)ノ。
特徴が無いことが特徴、と言う玉虫色的な感想になってしまうのですが、それだけに旨味は非常に強いので、どんな人でも広く “美味しい” と感じてもらえると思います( ^o^)ノ。
反面、特徴的な風味には乏しいので、折角お金を出して食べる機会を作ったのに、ただ美味しいだけでインパクトがあるわけでも無く、鮮明な記憶に残りにくい、と言う向きもあると思います。
ちなみに、『覆麺』の塩ラーメンの日は、ラーメンに乗る青物は水菜が多いのですが、この日はカイワレダイコンでした。
フライドオニオンとかも無く、インパクト、パンチ、と言う面では控えめなのですが、その分、じっくりと鮟鱇の美味さを感じつつ、ピリッとしたカイワレダイコンで口の中をリセットしながら食べ進めるには、正にうってつけの青菜でした( ^o^)ノ。
この日は最後、大将がおまけで、カウンターに座る人全員に、出汁を取った椎茸(どんこ)をおごってくれました(^^;。
具材では無く、出汁を取る用なので、それ自体に味があるわけではないのですが、逆に、味を出し切った分、スープをふくよかに吸い込んだ肉厚の身が、なかなかの食べ応えでした( ^o^)ノ。
しかも、熱々で、ダチョウ倶楽部よろしくとなるところだったのですが、まぁそこはそれ(^^;。
私は以前、「鍋ラーメン」の豆腐で盛大に舌を焼いたことがありましたが…(^^;。
…『覆麺』って、やっぱり楽しいところです( ^o^)ノ。