所沢 栄華 「ラーメンと餃子」
所沢の『栄華』にて、「ラーメンと餃子」を食べてきました( ^o^)ノ。
昭和48年生まれの自分としては、昭和の人間と自覚しています。
昭和は中学生の時に終わり、高校は平成でしたが、やっぱり昭和生まれ、という自覚ははっきりとあります。
そんなわけで、『栄華』さんのような、町中華の中でも昭和の面影を色濃く残すようなお店には、とんでもない郷愁を感じざるを得ません(^^;。
表通りから小路をちょっと入ったところにある、よい意味でひなびた感じのあるラーメン屋さん。
表に駐めてあるカブがなんともいい感じです(^^;。
木の戸を開けて中に入ると、こぢんまりとした店内には懐かしい空気が充満しています。
唯一新しく感じるのは、店内のTVが液晶TVだと言うこと。
こればかりは仕方が無いのかもしれません(^^;。
ただ、店内に張られたメニューを見ると、アジのある付け足しの紙に何度も値上げをしたことを伺わせるのですが、その金額は「じゃぁ値上げする前はいくらだったんですか…!?」、と驚いてしまうようなお値段です(^^;。
とりあえず、1年ぶりの訪問だったのですが、今回はラーメンと餃子をお願いしました。
お昼も大分過ぎた時間帯だったので、店内にはお客さんが私を含めて3名ほど。
店員のおばあちゃんも、そのお客さんと親しげに話をしています。
厨房から差し出されたラーメンをそのおばあちゃんが受け取ると、「よぃっ」と私のところまで運んできてくれました。
もう何というか、ラーメンというものを絵に描いてください、とか、ラーメンのフィギュアを作ってみて下さい、って言ったらまずこれが出来上がるというほどオーソドックスで普遍的な見た目のラーメンです( ^o^)ノ。
実際に箸をとって食べてみると、味そのものもラーメンであり、それ以上でもそれ以下でもありません( ^o^)ノ。
軽い醤油のコクに適度にコシのある麺。
食べ進めつつ、途中で加えた胡椒の味がなんとも染み渡ります…。
そして、ようやく焼き上がった餃子の出てきました( ^o^)ノ。
綺麗に焼き目のついた餃子は、皮は少し厚めで餡は少なめ。
でも、熱々でじゅわっと来る餡が、口内を焼きます( ^o^)ノ。
店内に満ちるなんとも言えないゆっくりとした時間の流れが、お店の壁と言わず柱と言わず天井と言わず、そしてテーブルや椅子、張ってある様々な紙にも、燻されるように染みこんでいます。
会計を済ませ、お店をでます。
所沢も再開発が進んでいたり、古い面影のある建物の隣に天を刺すようなマンションが並び立っています。
活気のある町なんだなぁ…と、しみじみ思いました…( ^o^)ノ。