印西 鈴や 「肉もりうどん(冷合盛)」
印西の『鈴や』にて、「肉もりうどん(冷合盛)」を食べて来ました( ^o^)ノ。
ひょんなことから知った、こちらのうどん屋さん。
なんと、千葉の印西で武蔵野うどんを食べさせてくれます( ^o^)ノ。
武蔵野うどんって埼玉じゃ…と思うのですが(^^;、埼玉出身の祖母がよく打ってくれたのが、本当に素朴なうどんで、後から知ったのですが、それが武蔵野うどんでした。
今は普通に小麦粉を買ってきてうどんを打ちますが、祖母がよく言っていたのは、小麦をふすまも何もかんも一緒に挽いた粉なので、結構黒い粉になる。
それでうどんを作るから、黒くてモソモソのうどんになる、とのことでした。
う~ん、モソモソとは感じなかったけどなぁ…(^^;。
そんなわけで、お店に着きました。
野菜の直売所に併設するカタチで作られた、丸太小屋を模したような作りのお店で、店内はもちろん、店外でも食べられるよう、テーブル席が出ています。
早速中に入ってみると、まさに、丸太小屋というかログハウスというか、そんな感じ(^^;。
うどん自体は、結構いろいろな種類があるようなのですが、今回はオススメと言う、「肉もりうどん」をチョイス( ^o^)ノ。
ちなみにうどんは太麺と細麺、またその両方の合盛をを選べるようで、さらに熱盛か冷盛かも選べるようです。
私は、合盛の冷盛りついでに大盛にしました( ^o^)ノ。
先に注文と会計を済ませると、番号札を渡されました。
それを持って適当な場所に座ろうと思ったのですが、店内はほぼ満席。
外に出てみると、運良く空いている場所があったので、そこに陣取りました。
注文カウンターに、ウィークエンドや祝日などは混むことがあり、その場合は30分程度待つこともある、とあったので、まぁそれくらいは仕方が無いね、と思っていたら、なんと40分も待たされました…(^^;。
まぁ…こういうこともありますよね(^^;。
早速、運ばれて来たお盆を観てみると、ガッツリとした量の、細麺と太麺のうどん。
武蔵野うどんらしく、黒いです(^^;。
しかし…何というか、細麺、と言っていますが、これでも十分に太麺だと思います。
太麺たるや…最早小麦粉の塊のようです(^^;。
早速、まずは太麺から食べてみます( ^o^)ノ。
正直、これだけ太いと、茹でるだけでも大変。
長時間茹でるので、当然うどんの角はなくなって丸くなり、表面のヌメリを取るためか、しっかりと濯いであるので、表面も結構ザラザラです。
実際に食べてみると、喉越しというのは一切考慮できず、とにかくよく噛んで、よく噛んで、しっかりと咀嚼した上で飲み込まないと、悲劇を生みます( ^o^)ノ。
正直、ここまで来るとアトラクション的な楽しさはありますが、味的には美味しいとかそういう以前の問題になってしまいます(^^;。
細麺に関しても、よく茹でてあるのは太麺と一緒なのですが、幾分細いので、食べやすいです( ^o^)ノ。
讃岐うどんのようなコシはあまりなく、純粋に小麦粉の香りと、その固さを楽しむためのうどんで、思ったほどグルテンは効かせていません。
肉汁は、豚肉がたっぷりと入っていて、青菜もあり、彩りが良いです。
少し濃い目ですが、太麺をしっかりと下支えするほどは濃くなく、太麺を食べる時は、汁を啜りながら食べるような感じになります。
量が多いので、途中から葱を入れたり、または大量に七味を振りかけてみたり、思い思いの味変策が吉だと思いました。
総じて、とても美味しいか、と言われると、ちょっと微妙に思ってしまうのですが、なんと言っても、それ以上に、懐かしい武蔵野うどんとしての美味しさの方が強くて、それだけでもう満足でした( ^o^)ノ。
正直、食べた瞬間、「これだよこれっ! この飾らない素朴な味がいいんだよ…!!」、と心の中で快哉を叫んでしまいました( ^o^)ノ。
昨今、讃岐うどんのようなコシが尊ばれるような風潮が非常に強いですが、この昔懐かしい武蔵野うどんも、これはこれで評価されるべきだ思います(^^;。
そんな埼玉に縁を持つ身としては、早くも、「また食べに行きたいなぁ…」と、思い始めていたりします…(^^;。