「ヤブツルアズキ」でお汁粉を作ってみた
『ヤブツルアズキ』を使って、「お汁粉(善哉)」を作ってみました( ^o^)ノ。
先日、前々から見つけたら採取したいと思っていた、小豆の原種である『ヤブツルアズキ』を、偶然にも従兄がやっている流山の畑で雑草の伐採中、その雑草の中から見つけることが出来ました( ^o^)ノ。
ただ、実が出来て半年以上放置していたものだったので、正直完全に乾燥してしまっていて、採取して育てようと思っても、発芽するかは未知数でした。
いろいろと手を掛けた結果、100粒以上有った種の中から、1粒だけ、芽が出て来ました( ^o^)ノ。
それを鉢に植え替えて、大事に育てている、と言うの前回までのお話しでした。
その後、どうなったかというと…ビックリするほど代わり映えがありません(^^;。
種自体に滋養が残っていなかったのか、芽が出て5cmくらいまで育ったところで、ぴたりと発育が停まってしまいました。
葉も、出て来てはいたのですが、淵の方から枯れてきてしまい、急いで液肥を与えたりもしたのですが、現在、10cmくらいまで漸く育ったのですが、そこでまた停まってしまっています…。
もしかしたら…残念だけど、駄目かもしれない…。
そんなことを想いながら、ふとネットで検索してみたら、なんと自生の『ヤブツルアズキ』を、販売しているサイトさんを見つけることが出来ました( ^o^)ノ。
岡山県にある吉田自然農園さんの運営する【つうはん帳なっちゅ】さんで、『ヤブツルアズキ』を購入することが出来ました( ^o^)ノ。
ちょっと前に届いたので、少し時間が空いてしまいましたが、早速これで、「お汁粉(善哉)」を作っていきたいと思います( ^o^)ノ。
まずは、こちらが今回購入した『ヤブツルアズキ』です( ^o^)ノ。
普通の小豆と比べて、半分くらいの大きさで、正直、流山の畑で見つけてきたヤブツルアズキと比べて、一~二まわりほど、大きいです。
丁寧に採取されたようで、手間がかかる野生種の『ヤブツルアズキ』なのに、まったくゴミは付いていませんでした( ^o^)ノ。
まずは笊で洗っていきます。
薄い緑と灰色が混じったような色の豆、小豆色の薄い感じの豆、白い豆などが混じっています。
通販サイトでは、白い豆だけを選別して売っていたりもするようでしたが、私が購入したときには売り切れて、混成の豆のみの販売でした(おまけで、少しだけ白豆だけの選別品を付けてくれました( ^o^)ノ)。
洗い終わった『ヤブツルアズキ』を、鍋に移します。
ちなみに、10粒ほど残しておいて、これは発芽させて、育ててみようと思います…( ^o^)ノ。
んで、『ヤブツルアズキ』を煮ていきます。
薄くアクが出るのですが、それは都度、取っていきます。
沸騰したら、火を止めて20分ほど放置。
蒸らします。
20分蒸らしたら、再度水を張って、煮ていきます。
このサイクルを、計2回、行いました。
3回目、水から煮ていきますが、今度のは沸騰しても火を止めず、弱火にしてひたすら煮込んでいきます。
途中、豆を摘まみながら煮加減を調べますが、やっぱり野生種の『ヤブツルアズキ』、皮が少し固いですね。
でも、小豆本来の味わいは、より強く感じられます。
1時間ほど煮込んだところで、味付けとして、豆とほぼ同量の砂糖を加えます。
そのまま更に30分ほど煮込んで、最後に塩をひとつまみ加えて、完成です( ^o^)ノ。
少し水分が多いので、水分を飛ばすため、蓋を開けて適当に煮込んで、適度に水気を飛ばします。
本当に完成したのがこちら。
正直、作っているときは、あまり小豆の色が豆から感じられなくて、小さな死んだカメムシのような色合いだったので、どうなることやらと不安だったのですが、完成してみれば杞憂も杞憂、普通にお汁粉になっていました(^^;。
ちなみにこれは、一晩だったモノです(^^;。
と言うわけで、小さく切った餅を焼いて、お椀に落とし、『ヤブツルアズキ』で作ったお汁粉を掛け回して、さぁいただきます( ^o^)ノ。
結論から言うと、『ヤブツルアズキ』を食された皆さんが異口同音に仰いますが、美味しいです( ^o^)ノ。
小豆と比べると、豆が小さいくて皮が固い分、豆としての主張が激しいですが、口に残るような感じはなく、逆にそれが食べ応えがあって、とても美味しいです( ^o^)ノ。
先人達は、この『ヤブツルアズキ』を食べたら、確かに「美味しいからもっと食べやすいように栽培しよう」、と思うよなぁ…と納得してしまいました( ^o^)ノ。
実は、もう少し『ヤブツルアズキ』は購入してあって、人にあげるか、またうちで味わうか、ちょっと悩んでいます(^^;。
…栽培に回した豆も、上手く発芽してくれると良いのですが…と言うか、前から頑張っている、流山産の『ヤブツルアズキ』にも頑張ってほしいですね…。
ワクワクします…( ^o^)ノ。