松本コウイチの徒然日記

相模原 中古タイヤ市場 「自販機の天ぷら蕎麦」

 
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千葉県松戸市在住のオッサン。 "オイルショックの年に生まれた"と言われ続けて育ってきた。 食べるの大好き、作るのも好き。 DIY系も頑張っています。最近はレザークラフトも始めたけど…(^^;。

相模原の『中古タイヤ市場』にて、自販機の「天ぷら蕎麦」を食べて来ました( ^o^)ノ。

知る人ぞ知るレトロ自販機の聖地。
それが、相模原にある『中古タイヤ市場相模原店』さんの自販機コーナーです( ^o^)ノ。

この日は夜勤がなんと日が変わる前に終わってしまい、凄まじく時間が余ってしまいました。
台風が来ていたのでとっとと帰れば良かったのですが、少し小腹が減ったのもあって、ずっと前から話しを聞いていた、相模原のレトロ自販機の聖地を訪れてみたいと、急に思い立ちました(^^;。

早速向かったのですが、真夜中とは言え1時間半の道行き(^^;。

ようやく着いたのは、辺りは真っ暗でよく見えないような場所…昼間に訪れていればまだ様子も分かったのでしょうが、真夜中だったので、自販機の明かりが異様でした(^^;。

前述の通り台風で雨が酷く、駐車場のぬかるみも半端じゃ有りません。
ガッコンガッコンとクルマを揺さぶりながら、丁度良い場所に駐車スペースが空いたので、そこに車を停めました。

時間的には日が変わった頃だったのですが、休みの前日と言うこともあって若者が非常に多く、ザッと数えるだけでも数十人は居ました。
中には小さな子供連れの家族も居て、おぃおぃ、台風の中、この時間にさぁ…とかって天に唾するようなことを思ってみたり(^^;。

早速小銭を持って自販機を見て回りますが、長く列を成す自販機は、100台近く有るのでしょうか。
飲物の自販機が多いですが、中には、お目当ての食べ物の自販機もあります。

有名処としては、蕎麦やうどん、ラーメンの自販機にハンバーガーの自販機、軽食の自販機、ポップコーンの自販機なんかもあります。
これらのレトロな自販機は、この『中古タイヤ市場』のオーナーが、趣味で集めたモノだとか。
飲物はまだしも、麺類やハンバーガーなどの商材は、当然の如くとっくの昔に製造終了となっているので、わざわざ知り合いや業者に頼んで、専用に作ってもらっているのだとか。

奇特と言ってしまえばそれまでですが、レトロ自販機に対する愛というか、趣味という言葉が全てを表しているのかも知れません(^^;。

そんな中、先日報道でも取り上げられましたが、心ない人により、自販機が壊されるという事件が起きました。

製造より四半世紀、または半世紀近いものもあるレトロ自販機。
当然上手く動かないモノも多く、中にはコインが詰まってしまい、お金を入れたはいいが商品が出てこない、なんてこともままあります(実際私もこの日、ハンバーガーの自販機でコインが詰まってしまいました)。
そんなとき、後日事情を説明するか、または諦めるか、それくらいの覚悟というか自覚を持って使って欲しいレトロ自販機なのですが、こともあろう自販機を破壊してしまった人がいたそうです。

犯人が捕まったという話しは聞きませんが、問題なのは自販機です。
補修部品などはとっくの昔に製造終了になっており、正攻法では補修が出来ません。
話しによると、全国の有志や篤志家などの協力によって、修理の目処が立ったとのことで、近く修復されてまた元気に稼働してくるそうですが、なんとも、哀しい出来事だったようです。

話は変わりまして当日の話し。
前述しましたが、ハンバーガーはコインが詰まってしまって購入出来ませんでしたが、天ぷら蕎麦は購入出来ました( ^o^)ノ。

薄いプラスチックの器に熱々の天ぷら蕎麦。
ハンドタオルで手を保護しながら食べましたが、こんな不便さも、また味のウチです(^^;。
実際、思った以上にしっかりとした天ぷら蕎麦で、とても美味しかったです( ^o^)ノ。

ジュースの自販機やお菓子の自販機、玩具の自販機に傘の自販機などもありましたが、最後に私が購入したのは軽食。
本当は焼きおにぎりを食べたかったのですが、残念ながらこの日は売り切れ。


隣の自販機で、ポテトバターを購入しました。

数十秒待って取り出してみると、凄まじく熱い白い箱が出て来ており、クルマに戻って開けてみると、ホクホクでバター風味のジャガイモが、たっぷり入っていました( ^o^)ノ。

この辺りで流石に濡れ鼠になってしまったので、帰路に着きました。

レトロ自販機。
私は50代に近い人間ですので、この辺のレトロ自販機が現役で活躍していたのを知っています。
家の近所でも、流山街道にオートドライブインがあって、よく父と立ち寄って、カップヌードルの自販機を利用したのを覚えています。

懐かしいのですが、あの昭和40~50年代。
今のようにスマホで簡単に写真が撮れるような時代ではなく、まだレンズ付きフィルム、俗に言う使い捨てカメラすら登場していなかった時代です。
記憶にあっても、実際の風景を撮影した写真というモノがまず存在せず、記憶の中だけの光景でした。

しかし、今の時代に、こうしてあの当時の面影が実際に存在する、と言うのは、私のような世代の人間には、胸をかきむしられるようなノスタルジー、郷愁を覚えます。

また、知らない世代の人にとっては、レトロでありながら、ある意味、新しい光景として、興味が湧くのだと思います。

ん~。
タイムマシンがあったら…私はやっぱり未来ではなく、過去に戻って、自分の活きてきた時代を、今の視線で、もう一度体験したいですね…(^^;。

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千葉県松戸市在住のオッサン。 "オイルショックの年に生まれた"と言われ続けて育ってきた。 食べるの大好き、作るのも好き。 DIY系も頑張っています。最近はレザークラフトも始めたけど…(^^;。

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