大崎 平和軒 「ラーメン 半チャーハン」
426932593_ 大崎の『平和軒にて、ラーメンと半チャーハンを、食べて来ました( ^o^)ノ。
大崎の『平和軒』にて、「ラーメン 半チャーハン」を食べて来ました( ^o^)ノ。
私は立正大学の出身で、数年前、卒業してから数十年を経て、偶然、学生の頃、足繁く通ったラーメン屋さん、この『平和軒』さんに再会することが出来ました。
その頃、あまりの懐かしさに、店主さんと少し話し込んでしまったのですが、残念ながら、区画整理の関係で、近いうちに立ち退く必要があり、それを機にお店を閉める、とのことでした。
そう思えば、このタイミングでお店に再訪できたのは、神様が何か企んでくれたのかな、と思いました。
それから数年経ち、このコロナ禍のせいもあってか、事業が遅れているらしく、お店は未だに健在です( ^o^)ノ。
と言うわけで、この日は同僚(笑)も連れだって、お店に行くことにしました。
こちらのお店に来るのは、近くに物件があるからで、同僚(笑)もよく一緒に物件に来るのですが、お昼、私は懐かしいお店があるから、と言って一人で食べに行ってしまい、あまり周辺の地理に詳しくない同僚(笑)は、毎回コンビニ飯だったのだとか。
流石にそれはもう辟易としてきてしまったそうで、
「晃一さんが食べに行くお店なら、例え懐かしい、と言う色眼鏡が多少あるにしても、美味しいお店だと思うので、自分も連れて行って下さい」
そう、言ってきました(^^;。
断る理由もないので、二人でお店へ。
途中、この辺りは昔さぁ…みたいな、完全な昔語りをするお爺ちゃんのような感じでしたが、そんな会話をしながら、お店の前に着きました(^^;。
結構な佇まいに、一瞬立ち止まってしまった同僚(笑)ですが、すぐ先を指さすと、そこには立正大学の入口が。
「これだけ近ければ、通っちゃうのも分かるだろう(笑)?」
と話すと、思わず同僚(笑)も破顔していました(^^;。
そんなわけで店内へ。
丁度お昼時だったこともあり、テーブルは満席。
唯一、お店の一番奥にスペースがあったので、そこに腰を下ろしてメニューを見ます。
街のラーメン屋、中華屋然としたメニューに心を躍らせますが、ここは一つ、やっぱり一番オーソドックスなメニューから攻めるようです。
と言うわけで、私はラーメンと半チャーハンを。
同僚(笑)はラーメンの大盛りにしていました。
厨房で忙しく働く店主さんの元に、注文を伝えに行き、戻ってきて、お互いにスマホを取り出します。
スマホをいじりながら時間を潰していると、少しして、店主がお盆に載せたラーメンを運んで来ました。
ラーメンは、少し濁った醤油スープで、煮染めたようなチャーシューに、煮込んだようなシナチク、そして可愛らしいナルトが踊っています。
麺は、前回食べに来たときとは少し違うかな?、と思う、ちょっと太めの縮れ麺です。
半チャーハンは、文字通り半チャーハンで、紅ショウガの載った、半チャーハン、と言うよりかは、焼き飯、と言った感じの姿です。
早速箸を取って食べるのですが、この日は少し薄味に感じました。
が、少し軽めの肉系の出汁の味わいと、鼻腔をくすぐる甘い香り、フワフワと記憶が蘇ってきて、目交いで弾けて鼻の奥がじんと熱くなります。
この日は同僚(笑)も一緒だったので、普通に話して普通に食べて、普通に会計してお店を出ましたが、ここに来ると、いつも、お店の扉が開くのを、じっと耳を澄ませて、待ってしまう自分がいます。
同級生だったあいつらが、私と同じように、懐かしがって、ふと暖簾をくぐって入ってくるんじゃないか、って思うんです。
今まで、一度も無かったんですけどね(^^;。
でも、また次、お店に来る機会があったら、また同じく、私は、友達を待っているんだと思います。