猫日記 2022/05/08
令和5年05月08日 日曜日
「こむぎ」が避妊手術を終えで、丸4日。
本当は明日、包帯を取るはずだったのですが、今日、取れてしまいました。
「こむぎ」は、飼育崩壊した家から保護された、保護猫だったそうです。
縁あって我が家で引き取ることが出来、すくすくと成長していました。
体重も十二分に増え、生後6ヶ月を過ぎたことから、3月頃には避妊手術を受ける予定でした。
しかし、我が家の方で事情があって、なかなか病院に連れて行くことが出来ず、気がつけば4月。
4月中には…と思っていたら、いつの間にやらGW。
なんとか近日中には…と思っていたのですが、相談した獣医師さんが、GW中でも病院を開けているそうで、手術を引き受けてくださりました。
なにも知らずに、いつものように、いつもの定位置で眠る「こむぎ」。
少し可哀想…と思いつつ、かと言って子供を産ませてあげると言うことも出来ず、人間の勝手ではありますが、手術は受けさせる以外に選択肢がありません。
と言うか、手術を受けさせるには、病院に連れて行く必要があり、また、手術までの間、家人から離れて一人で待機しなくてはいけません。
これが人間であれば、事情を説明した上で安心させることも出来るでしょうが、悲しいかな相手は動物。
厳密な意思の疎通など出来るはずもなく、その日は突然やってきました…「こむぎ」にとってはそう感じたに違いありません。
朝、ご飯が出ないなぁ…と思って、ご飯を催促していたら、いきなり洗濯ネットに入れられて、ペットケージに詰め込まれました。
多分、「こむぎ」はその生涯の中で、こう言った経験を最低でも2回、味わったはずです。
もしかしたら、その時の恐怖を思い出したかも知れません。
必死に鳴くその声に、胸の詰まる思いを抱きながらも、心を鬼にして、そしてなるべく優しく声を掛けながら、クルマに乗せました。
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病院に着くと、予約もしてあったので、あとはスムーズに進みました。
洗濯ネットに入れられたまま診察台に乗せられて、体重測定。
3.5kg。
獣医師の先生が、「この子…妊娠はしていないですよね?」と、思わず聞いてしまうくらい、ふっくらとしてたようです(^^;。
そして、簡単な聴診と問診を終え、午後3時頃に引き取りに来ることを確認し、動物病院を後にしました。
「こむぎ」は、騒ぎませんでした。
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「こむぎ」を引き取りに行くのが待ちきれず、病院の近くのショッピングセンターでお茶をしながら時間を潰します。
そして、15時になったと同時に病院へ。
すぐに「こむぎ」に対面させてくれました。
すでに「こむぎ」は麻酔から覚めていて、私と目が合いました。
疲れたときの、独特の表情、そして毛並みに表れる体力の低下。
獣医師の先生にお礼を言って、会計を済ませ、なるべく急いで帰宅しました。
帰宅して、すぐにペットケージから「こむぎ」を出し、ケージに移します。
トイレに行きたかったのでしょうか? ケージの中に用意しておいたトイレに入りましたが、どうもトイレがしたかったのではなく、少しでもふかふかな所に腰を下ろしたかったようです。
大きな絆創膏にギュッと下腹部を巻かれたような状態。
腕には麻酔を点滴した際の窓が開いています。
とにもかくにも、「お疲れ様」、と伝えて静かに見守りました。
夜、少し冷えてきて、また麻酔明けの独特の体温低下もあったのか、毛布でくるんであげたら、そのまま大人しく寝てしまいました。
翌日、少し目に力が戻ってきました。
昨夜、外に出たいと大分騒いでいましたが、ケージも多少慣れたのでしょうか。黙ってケージの中で、大人しく横になっていました。
その日の夕方、ほぼ二日ぶりにご飯とお水。
この時のために、高いご飯を購入しておきましたが、静かに食べていました。
その翌日、少しだけケージから出してあげたら、早速玄関に行って、三和土でコロンコロンと転がっていました。
この日の段階で、腹部の絆創膏は大部分が取れてしまって、母が包帯を絆創膏の上から巻いていましたが、それも腹巻きのようになってしまっています。
今日、傷口の具合などを見て、絆創膏を外しました。
また、ケージからも出し、ケージ自体も片付けてしまいました。
お腹はすっかりけが剃られていましたが、少しだけ毛が伸び始めています。
回復が早いなぁ…と思いつつ、夏に向けてムダ毛の気になるビキニラインを処理した、と言う感じかなぁ…とアホなことを考えつつ、嫌がる「こむぎ」を抱っこ。
さて…大人の階段を、また一歩上った「こむぎ」。
これからは、毎日の繰返し。
長く長く、一緒に暮らしていきます。
いつか、「こむぎ」に弟か妹を迎えたいと思います。
その時、「こむぎ」は先住猫として、威厳を保ってくれるでしょうか? それも仲の良い姉弟妹になるでしょうか?
ん~。
これからの毎日が、「こむぎ」にとって幸せであれば良いなぁ…と願ってやみません。