松戸市上本郷 瑞藤 「醤油(柚子あり)」
松戸市上本郷の『ら~麺 瑞藤』にて、「醤油(柚子あり)」を食べて来ました( ^o^)ノ。
偶然通った道に見つけたラーメン屋さん。
確か以前は、えらく早く消えていったラーメン屋さんがあったよなぁ…とかって思いながら、ちょうど近くにコンパーキングがあったので、クルマを停めてお邪魔してみることにしました。
お店に入ると食券機とかは無く、口頭でメニューを伝えるのかなぁ…と思ったのですが、肝心のメニューが、カウンターにも、壁にも、どこにもありません。
よくよく観てみると、お店を入ってすぐの左手に内容が記してあり、要するにメニューはラーメンオンリーで全て950円。
トッピングも大盛りも無くて、唯一選べるのはスープが醤油か塩か背脂ありか。
醤油には柚子があるバージョンと無いバージョンが選べるようで、そこにある札を取ってカウンターに出して欲しい、と言うようなことだそうです。
徹底したコストダウンなのかそれとも新しい方法なのか、なるほど、これは面白い、と思いました( ^o^)ノ。
と言うわけで、今回私は「醤油(柚子あり)」を選択。
なんでも秋刀魚出汁の手揉み麺とのことで、ちょっとワクワクしてしまいます( ^o^)ノ。
そんなこんなで、カウンターに丼が差し出されました( ^o^)ノ。
見るからに濃厚な脂が表面を覆った、ボディーの太そうなラーメンです( ^o^)ノ。
ラーメンの表面の脂が幕を張り、大きなバラ肉の丸いチャーシュー、白いネギ、ほうれん草、そしてメンマ。
よく見ると、チャーシューはバラ肉の他にもあるようです。
早速箸を取って麺をすくったのですが、その麺にビックリ。
幅広というか平打ちというか、そんな麺です( ^o^)ノ。
早速一口頂いたのですが、ムッチリというかビロビロと言うか、麺の断面が一定ではないので、その分、麺にコシのある部分、びろびろでテロテロになっている部分、いろいろな食感が一気に楽しめて、これはちょっと他にはなかなか無いなぁ、と思いました( ^o^)ノ。
チャーシューも3種類入っていて、個人的にはチャーシューはあまり重要視しない人なのですが、好きな人にはタマまらないと思いました。
スープは動物系、と言うかタンパク質の旨味が非常に強いどっしりとした味わいで、見た目通り脂もかなり凄いです。
醤油ラーメンというと、あっさりな感じを勝手にイメージしてしまいますが、こちら『みづふじ』さんの醤油は、端麗な醤油ラーメンを装ったこってり系です( ^o^)ノ。
ただ…個人的な感想としては、非常にオリジナリティに溢れていて、凝っているのは分かるのですが、筋金が通っていないというか、全体的に味の方向性がなくてボケているような気がしました。
私自身が塩っぱい味が好きなせいなのかも知れませんが、スープの地力にタレが負けているというか、スープが物凄く力強いのに、味の骨部分であるタレが弱くて、全体的にぼやっとしている印象。そのせいもあって麺が活きてこないというか…。
もう少し、びしっと醤油が効いていたら良いのかと思いますが、この力強いスープに負けない醤油ダレを加えると相当塩っぱくなってしまうとも思うので、やっぱりスープとタレのバランスが難しいのかなぁ…と思いました。
スープも肉々しくて、さらにチャーシューも3種類あってパフォーマンスバッチリなので、とても重い印象です。
しかし、カウンターにあった、節の沈んだお酢、これを掛けると、一気に味わいが円やかになって、食べやすくなりました( ^o^)ノ。
なので、個人的にはこのお酢、もっと推した方が良いなぁ…と思いました(^^;。
そんなこんなで、結構厳しいことも書いてしまいましたが、凡百のありふれたラーメンでは生き残れない、生き馬の目を抜くようなラーメン業界で、自らの特徴をビシバシと押し出していくのはとても重要なことだと思います。
正直、私のようなおっさんには少し厳しい、重いラーメンだなぁ…とも思ったので、少しづつでも、いろいろなお客さんにも対応出来る味にブラッシュアップしていって頂ければ、と思いました(^^;。
それだけのポテンシャルのある、凄いラーメンだとも思いました…( ^o^)ノ。