婆ちゃんの「葉唐辛子」を作ってみた
婆ちゃんが昔作ってくれた、「葉唐辛子」を思い出して作ってみました( ^o^)ノ。
私は高校の頃、隣の市に住む祖父母を、週に二回学校帰りに遊びに行くのが楽しみでした。
行くといつも、畑仕事の手を止めて、婆ちゃんが3合飯でおにぎりを2個作ってくれて、それを食べるのが大好きでした。
婆ちゃんはとにかく料理が上手で、特に私が好きだったのが蕗味噌に葉唐辛子。
特に葉唐辛子は特別で、他で食べたことのない葉唐辛子でした。
というのも、爺ちゃんが桁外れの甘党で、食べるもの全てが砂糖入り。
それも、隠し味程度、とか言う生やさしいものではなく、マジで甘いんです(^^;。
そんな爺ちゃんのために作る、婆ちゃんのは唐辛子は特別で、最高に美味しかったんです( ^o^)ノ。
…正直、市販の葉唐辛子とは全くの別物で、実際に市販のものを食べて、死ぬほど驚きました…(^^;。
そんなわけで、葉唐辛子が大好きだったのですが、婆ちゃんからしっかりと作り方を教わる前に婆ちゃんは他界。
二度とあの味を味わえないのだ…と悲しんでいたのですが、そもそもが唐辛子の葉っぱ、というのもなかなか手に入れる機会そのものがありません(^^;。
近所の農家さんに頼んでも、唐辛子自体は自宅で消費する程度しか作らないので、作ったとしても1~2株程度。
先年、流山で畑をやっていた伯父が唐辛子を作っていて、葉っぱを持ってきてくれたことがありましたが、今はもう作っていません。
これはもう…どうにもならないなぁ…と思っていたんですが、なんと今年、従姉が私のために唐辛子を育ててくれて、なんと唐辛子の株を分けてくれました( ^o^)ノ。
とにかくもう、大喜びでもらいに行って、また小さな株を除いて、4株ほど、よく繁った唐辛子をもらってきました( ^o^)ノ。
というわけで、抜いた直後は活き活きとしていた唐辛子ですが、あっという間にしなびてきてしまいました。
なので、夕飯後、カミさんと一緒に、一生懸命葉っぱをむしりました…(^^;。
大ざる一杯の葉を得ることが出来ました( ^o^)ノ。
ちなみに、大小合わせてこれだけ、唐辛子も得ることが出来ました(^^;。
唐辛子は、葉唐辛子に加える分、ひとつかみを粗みじんに刻んでおきました。
まずは、むしったばかりの葉っぱを洗った後、さっと茹でてあく抜きをします。
こんな感じで、軽く茹でます。
すぐに火が通ってしまうので、1分弱ほどで冷水にとって、色止め。
水を絞ると、ざる一杯にあった唐辛子の葉っぱも、これっぽっちになってしまいました…(^^;。
これを、包丁で粗くカット。
大きな中華鍋に、多めのごま油を注ぎ、熱します。
ここに唐辛子の葉っぱを投入。
よくほぐしながら、ごま油と和えるように軽く炒めます。
そして、婆ちゃんの秘伝、大量の砂糖を加えます!!
感覚で、大さじモリモリで4杯くらい加えましたが、実は甘みが足りず、最後にモリモリでもう2杯、加えました(^^;。
さらに醤油もどぼどぼと加えます(^^;。
大さじで言うなら5~8杯分は加えたと思います(^^;。
よく混ぜ合わせたら、先ほどの粗みじんにした唐辛子を加えます。
そして、よく炒め合わせたら完成です( ^o^)ノ。
唐辛子の葉っぱから水が出ますし、醤油もかなり加えているので、シャバシャバになってしまうかも知れませんが、少し水分を飛ばすつもりで炒めます!
容器に移して、粗熱が取れたら冷蔵庫で保管します。
実際に味見してみましたが、完全に婆ちゃんの葉唐辛子を再現出来たわけではありませんが、娘であるお袋に食べてみてもらったところ、「かなり近い」、との言葉をもらえました( ^o^)ノ。
というわけで、婆ちゃん秘伝の葉唐辛子の特徴は、
・甘く、辛く、そしてかなり甘いこと。
・トロトロ。
・ご飯にたっぷりのせて、がぶがぶ食べるのが最高。
と言う感じになります(^^;。
もう、今からご飯を炊いて食べるのが待ち遠しいです…( ^o^)ノ。
従姉には感謝感謝です…。
あんなに葉っぱがあったのに、葉唐辛子にするとこれっぽっちにしかなりませんが…お裾分けに持っていきます…!
…んで、また来年に作ってもらえたら…なんて思っています(^^;。