松本コウイチの徒然日記

馬喰町 いもや 「とんかつ定食」

 
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千葉県松戸市在住のオッサン。 "オイルショックの年に生まれた"と言われ続けて育ってきた。 食べるの大好き、作るのも好き。 DIY系も頑張っています。最近はレザークラフトも始めたけど…(^^;。

馬喰町の『いもや』にて、「とんかつ定食」を食べて来ました( ^o^)ノ。

『いもや』と言えば、神田、神保町を中心に、天ぷらや天丼、とんかつなどの揚げ物を中心とした定食屋さんとして、根強い人気を保っていたお店ですが、最近では廃業などもあり、私の知る限り、とんかつを提供してる『いもや』さんは、馬喰町のお店だけになったと思います。

この馬喰町のお店は、ホント、知っている人じゃないとこんな所は行かないよ…と思うような場所に存在し、最近でこそ、周りの建物が取り壊され、再建も進んでいないので、開けたように見えるのですが、建物の間に位置する、本当に隠れた名店さながらの『いもや』さんです(^^;。

以前はカミさんが気に入っていたこともあって、家族でも何度か足を運んでいましたが、お店から子供は連れて来ないで欲しい、と言われたこともあって、すっかりと足が遠のいていました。

偶々この日、久しぶりにカミさんと二人きりで出かけることが出来て、暖簾をくぐる機会を得ました。

 


お店に着いて見ると、あいにくの雨。
雨を避けるように、足早にお店に向かい、お店の前に立つと、丁度カウンター席に2名分、空きがありました。

すぐにそこに座り、「とんかつ定食を2つ、お願いします」、と伝えました。

心得た店主は、パン粉の山の中からロース肉を探し出すと、2つ、ポンポンと油の中へ投入。
また、先に投入していた、キツネ色に揚がったカツを取り出すと、一度油を切ってから、ステンレスの包丁でザクザクと切り、キャベツの盛られた皿に載せて、お客さんに出していました。

 


いつ来ても思うことは、本当に『いもや』さんの店内はキレイです。
凡そ油を使う料理店とは思えない程、油汚れ一つありません。

白木のカウンターも、よくよく見ると、磨き込まれてすり減っています。
毎日の徹底した掃除の表れだと思うのですが、こう言う清潔なお店で食べるとんかつは、また何物にも代え難い美味しさです( ^o^)ノ。

 


程よき頃に私たちのとんかつも揚がり、目の前に差し出されました。
とんかつの他には、蜆の味噌汁にキュウリのぬか漬けも。

さっと中濃ソースを掛け回し、ザクザクと頂くとんかつは、ジューシーでとても美味しいです( ^o^)ノ。
多めのキャベツもさっぱりとしていて、食べ放題の種々の香の物も有り難いです。

途中、ご飯をお代わりして、ザブザブ食べ進めましたが、無言で店主がキャベツをお代わりしてくれました( ^o^)ノ。

と言うわけで、カミさんの二人、完食してお店を後にしました…( ^o^)ノ。

 


考えてみれば、私はこの『いもや』さん、かれこれ…結婚前からですから、もう30年も通っているんですね…。
当初と比べれば、大分お店も変わりました。

一番変わったのお値段ですね…ついに1000円となってしまいました。
ここ最近の物価上昇に、お店としても抗いきれなかった、と言うことでしょうか…。

あと、純粋にお店の人が歳を喰ったなぁ…と。
これはもちろん私にも言えたことなのですが(^^;。

例えば、お店の中は滅茶苦茶キレイなのですが、お客さんが食べて席を立った後、カウンターを拭き忘れていて、前の人の食べこぼしがそのまま残っていたり、ソースがこぼれていてそのままになっていたり。
前だったら、そんなことは絶対に無かったと思うのですが…私も同じように歳を取った身です。
さっと拭いたり観て観ぬふりをしたり。

兎にも角にも、この『いもや』さん、食べに来てみれば分かるのですが、他に類を見ないほど美しいお店で、この美しさを維持する事へのこだわりは、並々ならぬモノがあります。

後継者がいるのかは分かりませんが、ずっとずっと、店主さんと、それを支えるオバサンには、元気で長くお店を続けて欲しい、と、切に願う次第です…。

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千葉県松戸市在住のオッサン。 "オイルショックの年に生まれた"と言われ続けて育ってきた。 食べるの大好き、作るのも好き。 DIY系も頑張っています。最近はレザークラフトも始めたけど…(^^;。

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