批判と文句
ここ最近のコロナ関係の騒ぎで、いろんな意見が飛び交っているけど、そのほとんどがその場の鬱憤を発散させるような文句ばかりで、聞きたくないけど耳に入って来る…それが嫌です。
総理も知事も大臣も、「今さら」とか、「対応が遅い」とか、「無意味だ」とか。
じゃぁ、今さら遅くて無意味だから対応しないのかな?
今さら遅くて無意味だからガンガン外出しちゃう?
病気をうつされたくないなら外出は控えるべきだし、それを知事に言われて「今さら遅いよ」って怒っても、普通に考えればある程度自分で判断出来る人なら、誰に言われなくても不要不急の外出は控えていると思う。
知事など、強権力を持った人が発言しなくてはいけないのは、前述のような判断が出来ない人や組織があって、そういう人や組織に自重を促すために発言しているわけで、それが「今さら遅い」、と言う批判は、本来ならば発言した権力者に向かうべきではなく、「ここまで来て、とうとう言われなくては分からない人や組織」に向けられるべきだと思う。
本来、役人と言うのは、与えられた仕事だけをコツコツ、黙々とこなしていればそれで良いわけで、不必要に “仕事” されたら却って邪魔で息が詰まる。
役人が積極的に “仕事” をすると言うことは、すなわちルールや規則が増えると言うことだから。
文句を言うなら指導する立場の人間じゃなくて、実際にルールや公序良俗を乱す人や組織に言え。
言えないなら黙ってろ。
文句を言って良い奴は、文句を言えるだけの責任を負い、行動している人だけだ。
なんか、TVドラマの「救命病棟24時 シーズン3」の文句ばかり言っている人たちのように見えて、しかたがない…。