骨伝導ワイヤレスヘッドセットを導入したみた
「骨伝導ワイヤレスヘッドセット」を購入してみました( ^o^)ノ。
今回、私が購入したのは、『OPNE MOVE』と言う、骨伝導を採用した、ワイヤレスヘッドセットになります。
骨伝導というのは、読んで字の如く、骨を伝わって音を導く方法です。
通常、音というのは、空気の振動によって伝わります。
イヤホンなども、イヤホン本体に組み込まれた小型のスピーカーによって空気を振動させ、それを耳の中に入れて、鼓膜を振動させて音を感じます。
しかし、実際には音は鼓膜だけで感知しているモノではありません。
実は、顎の骨や頭蓋骨などを伝った振動が、耳の鼓膜や蝸牛と呼ばれる部分に伝わって、知覚される部分もあります。
骨伝導とはこの原理を使って、空気を使って音を伝えるのではなく、直接骨を振動させて音を伝える方式になります。
利点としては、振動板が組み込まれた骨伝導スピーカーを比較的骨が近い部分、アゴや側頭葉に押しつけることで音が聞こえるので、物理的に耳の穴を塞ぐ必要が無く、骨伝導スピーカーで音を聞いていても、外部の音が耳に入って来るので、危険性が少ない。
また、音漏れが比較的少ない。
鼓膜を振動させて音を聞く方式ではないので、鼓膜が硬くなるなど、加齢による難聴や一部の難聴の罹患者でも比較的明瞭に音を聞くことが出来る。
反面、欠点として、純粋に音質が良くない、と言うのがあります。
骨伝導は、比較的新しい技術のであるため、まだ音質への改善点が望まれる部分が結構あります。
また、音漏れは、”少ない”、というだけで完全に無いわけではありませんので、本当に静かな環境では、周囲への配慮が当然のことながら必要になります。
さらに、振動板を骨に近い場所に押し当てるので、人によっては振動板の振動が、くすぐったく感じる人もいる、と言うのもあります。
今回、私が購入した『OPEN MOVE』と言う製品は、それほど高額でなく、気軽に骨伝導を体感することが出来るガジェットです。
…楽天のポイントがメッチャたまっていた、と言うのもあるのですが(^^;。
と言うわけで、実際に手元に届いたので、見ていこうと思います。
まずは箱の外観から。
結構しっかりとした作りの箱で、なかなか高級感があります(^^;。
実は、手前に開けるためのシールのベロがあるのですが、最初は気がつかず、開けるのに少し苦労しました(^^;。
中身は、ワールドワイドな各国語に対応した説明書、簡易説明書、巾着袋、充電用のUSB-Cケーブル、耳栓、そして別に保証書が入っていました。
本体の向かって左側の下部に、操作スイッチがあります。
音量の+・-ボタンで、このボタンで電源の入切、そしてBluetoothのペアリングが出来ます。
スイッチの横には充電用のUSBコネクタ。その隣はアクセスLEDです。
この充電用USBコネクタ、と言うのが個人的にはこの製品を選んだ理由の一つで、『OPEN MOVE』の上位機種もあったのですが、その機種は充電がマグネットを利用した専用充電ケーブルで行います。
専用ケーブルではなく、汎用のUBS-Cケーブルが利用出来る、と言うのは、専用の充電ケーブルをなくしたり、急に出先で充電が必要になった場合を考えると、ある意味アドバンテージだと思います( ^o^)ノ。
さらに本体向かって右側の側面には、赤い保護用シール部分に1つだけ物理ボタンがあって、ここで曲の停止や再生、先送りや巻き戻し、電話の応答やリダイヤルなどが行えます。
と言うわけで、実際に使ってみたのですが、まだ短時間なのでなんとも言えませんが、フィット感はそれほど悪くありません。
締め付けがきつすぎて頭が痛くなるようなことや、逆に緩すぎてずり落ちてしまうようなこともありません。
音質は、比べたことがないので何とも言えませんが、想像していた以上に高音質で、驚いてしまいました。
もっとも、この機種を使って本格的な音楽鑑賞というのを考えている人は少ないと思うのですが、必要最低限にして十分な音質、と感じました。
また、確実に音が聞こえるので、無用に音量を上げる必要がなく、結構小さな音量でも明瞭に聞こえるモノだなぁ…と思いました( ^o^)ノ。
音漏れに関しては、無い、と言えば嘘になりますが、殆ど気がつかないレベルです。
顔を寄せたり、無理に音を聞こうとするのなら話は別ですが、音漏れに関しては、それほど気にする必要は無いのかな、と思いました。
と言うわけで、まだ1時間程度しか使っていないので、使用感もまだまだですが、明日、じっくりと使い込んでみたいと思います( ^o^)ノ。