馬喰町 いもや
馬喰町の『いもや』にて、「とんかつ定食」を食べて来ました( ^o^)ノ。
こちらのお店、元々があまり人通りの多い場所ではない立地に加え、裏通りのさらに裏通りという、凡そ客商売が出来るような立地条件ではないです(^^;。
ですが、問屋街のど真ん中とあって、そう言う人たちを相手にしているのか、はたまた昔からの常連さんが多いのか、そう言った立地条件にも関わらず、いつ行っても驚くほどの盛況ぶりです( ^o^)ノ。
加えてこちらのお店の特徴として、兎に角清潔で綺麗。
ここまで来ると ” 美しい” と形容出来るほどです( ^o^)ノ。
とんかつや天ぷらなど、油物を扱うお店は、どうしても店内が油煙などの関係で至る所が脂ぎっていると思うのですが、白木のカウンター、玉石の床、ステンレスのフードダクトに至るまで、油汚れを探してもまるで見つかりません。
ここまでお店を綺麗にしている飲食店は、私は他には知りません( ^o^)ノ。
そんな「いもや」なのですが、久しぶりに暖簾をくぐることが出来ました。
お昼時とあって、店内は満席にして待ち客も多数。
昨今のコロナ禍のことを考えると、ソーシャルディスタンスって? と思ってしまうような混雑ぶりですが、そんな無粋なことを言う人は誰も居ません。
そして席が空くと、女将さんが去るお客さんに「ありがとう」、と声を掛け、「次の方、ど~ぞ~」、と最前列に並ぶお客さんに声を掛けます。
席に着けばすぐにお茶が出て、とんかつかヒレか、海老フライかを伝えると、すぐに熱々のシジミのお味噌汁が出て来ます。
ご飯も黙っていれば普通盛りで出してくれますが、大盛りも無料。お客さんの半数近くは大盛りにしています。
目の前で店主が、手際よく肉に粉、卵、そしてザップリと生パン粉を被せて押しつけ、銅製の深鍋に張られた油にジュバッと肉を滑り込ませると、小気味よい油の音が溢れかえります。
揚がり具合をチェックしながら、こんがりキツネ色になったとんかつをザバッと引き上げて、まな板の上でザバザバッと切り分けると、たっぷりの千切りキャベツが盛られた皿の上にザッと乗せ、「おまたせしました」、の声とともに目の前にとんかつが置かれます。
熱々のとんかつに、ソースを掛けつつ黄色い辛子を皿の端に一盛り。
ご飯には銘々、缶に入った香の物を載せたら、後は箸を割って頂くのみです( ^o^)ノ。
目にも音にも麗しく、さらに舌にも嬉しい美味しさ…これぞとんかつ、と言った風情です( ^o^)ノ。
細かいことを言ってしまえば、以前と比べて、だんだんと値段が上がってきたなぁ…とも思いますし、正直、お米の質が少し落ちたような気もします。
それでも、トータルとしてお腹も心も満足させてくれる、それが馬喰町の『いもや』なんです( ^o^)ノ。
ちなみにカミさんはこちらのお店が好きで、大変気に入っています。
機会があれば、妹、そして義弟も連れて来たいと思っています。
味はもちろんのこと、こんなにも綺麗なとんかつ屋さんは、古今東西探してもそうは見つかるモノじゃないと思います。
それくらい、人に勧めるに当たって、胸を張れるようなお店です( ^o^)ノ。
機会のある方は、是非( ^o^)ノ。