首都高で事故った話し
事故りました…。
正確には、事故に巻き込まれました…。
首都高の某所で、いきなり前を行くダンプの荷台から、建材がこぼれ落ちました。
混雑している首都高で、後ろから追突される恐れがあるので急減速も出来ず、かと言って左右の車線にも走行車が一杯で急ハンドルを切るわけにも行かず、数瞬の判断の後、覚悟を決めてハンドルをしっかり握って、そのまま突っこみました。
派手な音を立てて跳ね飛ばし、踏み越して…。
落ちてきたのは、俗に言うところの ” スタッド ” 、” 軽天 ” 、” LGS ” と呼ばれる軽量鉄骨壁下地。
オフィスなどで壁を作る際、石膏ボードを張る下地の支えとして組む、薄い鉄板の柱などです。
結構な量がこぼれ落ちて来たのですが、材質が材質なので、クルマに酷い衝撃が有ったわけではありません。
が、慌てて路肩に停めて全部を確認したところ、当然のようにフロントバンパーは傷ついていましたし、なにより運転席側のフォルランプのアッセンブリーが外れていました。
幸いなのは、スタッドをこぼしたダンプの運転手が気がついたようで、私の後方に停車。
すぐには降りてこなかったので、歩いて近づいていったのですが、内心、<柄の悪い奴だったらヤバいなぁ…武闘派の義弟がいてくれればなぁ…>、なんて思っていましたが(^^;、向こうも気がついて降りてきて、平身低頭、平謝り。
…ちょっとだけ安心しました(^^;。
ダンプの運転手が110番に電話し、比較的早く、黄色い道路公団のクルマと、パトカー、白バイが到着しました。
双方が協力して、すぐに車線を封鎖し、落下したスタッドを回収。
…あ~ぁ、夕方のメッチャ混み合う首都高を停めちゃったよ…とかって思っていたら、ものの数分で落下物を回収。
アッと言う間に車線を回復させました。
と言うわけで、問題はここから。
被害に遭ったのは私の車だけでは無く、複数のクルマが落下したスタッドにより被害を受け、路肩に停車中。
それらの全てのクルマを検分し、運転免許証や車検証、自賠責の確認などを確認。簡単な現場検証と当事者への聞き取り。
全部終わるまで1時間ほどかかり、そこから被害者と加害者の間で連絡を取り合うための情報交換。
私のクルマは、見かけは酷く壊れてしまいましたが、逆に言うと壊れ部分は写真に写っている場所のみ。
走行には支障が無いのですが、実際はタイヤにダメージが入っていれば、長い時間を掛けて空気が抜けてしまう可能性もありますし、なによりスタッドを踏み越えていったので、車体の底部で跳ねて、思わぬ箇所を破損している可能性も無いわけではありません。
兎に角早くディーラーに持ち込んで、診断と修理の手筈、そして代車の用意をお願いしたいので、先方の保険会社の連絡先を聞こうと思ったのですが、いろいろあって、結局保険屋さんから連絡が来たのは、帰宅してから数時間経って、でした。
とりあえず今日のところはディーラーに持ち込むのは中止。
明日以降、ディーラーと保険屋の間で話しをしてもらって、レンタカーの準備が出来てから、と言うことになりました。
最後、お巡りさんが「ガムテープで良ければ…」と言って、ガムテープでフォグランプを一応固定してくれました。
これで、走行中に脱落する、と言うことはないでしょう(^^;。
とりあえず、全部終わって、「御安全に」、と挨拶を交わして帰宅しました。
バンパー時代の傷は、それほど大きくはないのですが、結構深い上にフォグランプのアッセンブリーを取り付けていた部分が折れたりしているので、補修では無くバンパー自体の交換になるかも知れません。
別件で前から傷の付いていたバンパーですので、これを機に交換してもらえるのであれば、棚からぼた餅、と言うか不幸中の幸いではあります(^^;。
無駄に保険会社に負担を掛けるつもりはありませんが、適切な処置をしてもらった結果、思わぬ副次的な結果がもたらされるのであれば、それは重畳というモノです(^^;。
正直な話し、自分が起こした事故ではないので、当事者ではありますが、ある意味責任という意味では他人事。
思ったほどショックも無く、最後まで冷静でいられました。
事故の瞬間は、恐ろしく頭が早く回転して、様々な状況判断の結果、突っこむ選択をしましたが、そのショックも無いようです。
相手も常識を弁えた方のようなので、安心。
後は、修理ですね。
内心、ちょっとレンタカーが楽しみだったりもします…(^^;。
何を貸してくれるのかなぁ…( ^o^)ノ。
…う~ん…平和です(^^;。