神保町 覆麺
神保町の『覆麺』にて、「熊本産浅利出汁のラーメン(塩)」を食べて来ました( ^o^)ノ。
コロナ禍とあっても、この日はお店の前に少し並び客が。
やはり土曜日とあっても最低限の社会は動いているし、周りのお店は暖簾をしまっているところも少なくないので、そう言う “昼食難民” の人も、多少流れてきているのかなぁ…なんて思いながら並んでいると、この日はお店の脇の屋外席に、謎の黒覆面が陣取っています(^^;。
この黒覆面の人、正体は不明なのですが、500円を渡すと、大きな発泡スチロールの箱から、トロトロ丼なる不思議なものを渡してくれます( ^o^)ノ。
ちなみに、200円を渡すと、福島県会津産の「天のつぶ」と言うお米を炊き上げたのご飯を、半合分けてくれます( ^o^)ノ。
私はこの「天のつぶ」、存在自体は知っていたのですが、こっち(自宅のある千葉)で買うとビックリするほど高いので、「アレは魚沼産のコシヒカリと一緒だ…お大臣様しか食べられないお米なんだ…」と眺めて終わるだけでしたが、浅草のホルモン焼きの名店、『一福園』で初めて食べることが出来ました( ^o^)ノ。
元々はコシヒカリの系譜を種母としているそうですが、コシヒカリの弱点である、丈が生長しすぎて倒伏しやすいことと、いもち病に弱いと言う弱点を補うために改良された品種だとか。
その為、実際に食べてみると、コシヒカリ独特の粘り、と言うよりかは、しっかりとしたコシのある堅さ、そしてコシヒカリから受け継いだじんわりとした美味さが特徴的です( ^o^)ノ。
冷めると少し香りが飛んでしまいますが、その分サッパリとした美味しさがあって、どんな料理にでも合う良米です( ^o^)ノ。
と言うわけで、200円を渡してご飯を受け取り、お店に入りました( ^o^)ノ。
いつもの自販機の前に立ち、お財布を取り出すのですが、その時、ホワイトボードに書かれた、「イカの肝ソース、有ります」、の文字が目に飛び込んできました( ^o^)ノ。
すぐさま100円を追加して、ラーメンの他に、その肝ソースも購入(^^;。
ちなみに、席に着くと丁度麺を茹でる釜の湯を取り替えるタイミングで、ラーメンが提供されるまで、少し時間が空きました。
その間に、「肝ソース、ラーメンじゃなくて、こっちにお願いします」、と大将に伝えて、イカの肝ソースを、ご飯に掛けてもらいました。
そして新しいまっさらな湯で茹で上げられた、サラサラな麺の沈んだラーメンを受け取り、脳みその中でゴングが鳴りました( ^o^)ノ。
白く白濁したスープは、塩ダレのおかげで姿を変えることなく、具材の浅利の強さを見せつけています( ^o^)ノ。
大将曰く、「この寸胴に30kg入れたからね…」と淡々と語る表情の奥に、ちょっとした鼻高さが見えます(^^;。
そして、正にその通り、伊達や酔狂じゃない、何も誤魔化していない純粋に強い浅利の美味さが、ぎゅわぁ~っとスープに溢れています( ^o^)ノ。
何とも言えない光悦な美味さなのですが、この日はご飯もあります( ^o^)ノ。
イカの肝ソースのかかったご飯…これがまた、言葉に出来ないほど美味しくて、がぶがぶ、と食べて、そのままラーメンを啜って…と、至福の連続です( ^o^)ノ。
麺が食べ終わったら、レンゲでスープを何杯か、肝ソースのかかったご飯にかけると、これがまたもう…( ^o^)ノ。
ちなみに、周りを見回しても、私のようにして食べている人はいないようで、「うん、これは私だけが知る、私のオリジナルのパラダイスランチだっ!!」、とかって思いながら、気がついたら完食していました(^^;。
私の大好きな塩で、しかも出汁が貝の浅利。
それに最高のご飯にイカの肝ソース付き…。
これはもうダイエットしていても、食べる以外の選択肢はないでしょう…( ^o^)ノ。
心底満足して、お店を出ました。
そして両親用にトロトロ丼を黒覆面の人から購入して、クルマに戻ります。
この日ばかりは美味さを反芻したかったので、コンビニコーヒーはなし(^^;。
ふぅ…この記事を書いているそばから、またお腹が減ってくるので、なんとも罪なことだと、自覚しています…(^^;。