日暮里 六文そば 「ゲソ生姜天そば」
日暮里の『六文そば』にて、「ゲソ生姜天そば」を食べて来ました( ^o^)ノ。
朝の寒さが身に染みる今日この頃、この日は行動がいつもより少し早く、少し時間に余裕が出来てしまったので、朝蕎麦と洒落てみた次第です( ^o^)ノ。
お店の前に着くと、お客さんが店内に2名しかいません。
昨今のコロナ禍のため、立ち食いソバ店のこちらでもその影響は避けられず、いつもは店内にギュ~ギュ~にお客さんが詰めていたのですが、ソーシャルディスタンスを図った結果、店内に入れる人数が少なくなり、結果としていつも人がお店から溢れていたのですが…。
これが純粋に朝早すぎたせいとか、偶々のタイミングのせい、と言うことなら良いのですが、客足が遠のいている、と言うことだったら、寂しいですね…。
兎に角にも、店内に入り注文を。
タネ物が並ぶガラスケースの向こうにいる店員さんに、「蕎麦で、ゲソ生姜天で」、と伝えると、間髪入れず金額を言われて、そのお金を払うと、1分もせずに熱々のつゆがもうもうと湯気を上げる蕎麦が差し出されます。
そのまま受け取って、カウンター右側の場所で鷹の爪を加えて割り箸を取り、好きな場所で食べ始めます。
私が注文した「ゲソ生姜天」は、その名の通り、ゲソと紅ショウガを一緒に揚げた、こちらでの一番人気のタネ物です。
少し前にイカの高騰により、ゲソ天が小さくなってしまったんです。
それまではもう少し大きかったんですが…ちょっと小さくなってしまった、今のゲソ天を観て、ちょっとだけ寂しくなりました(^^;。
それでも、天ぷら、と言う寄りかは小麦粉の粘土細工を揚げたような、と言った感じの姿は健在です(^^;。
見た目以上に固く揚げ締めたタネ物は、つゆが染み込むのも比較的ゆっくりで、じっくりとつゆを染み込ませてから熱々のトコロをジュワッと食べるのも良いですし、つゆが染み込む前の、カリカリとした食感を楽しみながら齧りつくのも良いです。
節操のない私は、その両方の食べ方で楽しんでいます(^^;。
結構な大きさのゲソがゴロゴロと入っていて、コレがまた美味いんですよ…( ^o^)ノ。
実際の蕎麦は、昭和の頃の立ち食いソバ、と言う表現がぴったりで、蕎麦、と言うよりもソフト麺、と言った感じの蕎麦です。
コシとか風味とか、そんなモンは期待する方が間違っています(^^;。
フワフワとした食感の蕎麦で、兎に角腹に溜まることが最重要案件です(^^;。
はっきり言って、こう言う蕎麦に非ぬ蕎麦が蕎麦として席巻していた中、そんな蕎麦じゃなくて、もっと蕎麦らしいしっかりとした蕎麦が食べたい、と言うことで、ちまたでは『ゆで太郎』や『富士そば』が登場したわけだと思うのですが、結局、一周して、こう言う蕎麦らしからぬ蕎麦も、これはこれで美味しい、と言うことになったのでしょうか。
圧倒的に数は少ないながらも、こう言うレトロな蕎麦も、確実に生き残っている、というのは面白い結果だと思います。
…が、実際に美味いと思えてしまうので、どうしようもありません(^^;。
斯くして、大満足の朝蕎麦を堪能し、その日のお仕事を頑張りました…( ^o^)ノ。
一日の活力、ご馳走様でした!!