大崎 誠華 「ラーメン」
読み上げ: 大崎の『誠華』にて、「ラーメン」を食べて来ました( ^o^)ノ。
大崎の『誠華』にて、「ラーメン」を食べて来ました( ^o^)ノ。
どんな人にも懐かしい味、思い出と紐付いていて、食べれば思い出すし、思い出すと食べたくなる、そんな味があると思います。
私にとって『誠華』の「ラーメン」の味は、正にそんな懐かしい味の一つだったりします( ^o^)ノ。
今を遡ること、およそ四半世紀前。
私はこの大崎の地にある、とある大学に通う学生の一人でした(^^;。
まだ若かった自分は、食欲が旺盛で、日に5食以上食べるのは当たり前で、思えば今に至る自分の腹回りに、着実に脂肪をため込んでいた時期でもあります(^^;。
そんな頃、よく通う機会があったのが、この『誠華』さんになります。
大崎駅から立正大学に通う人間なら絶対に分かると思うのですが、道路を大きくLの字を書くように歩くのではなく、駅目の前のニュー大崎ビルを突っ切って、そのまま居木神社を抜けて学舎に向かう方が、近道なんです(^^;。
その道すがら、二軒のラーメン店に出会います。
一軒は『平和軒』、もう一軒が、この『誠華』さんになります。
どちらのラーメン屋さんが好きかには結構分かれる人がいて、私はどちらかというと『平和軒』さんに立ち寄ることが多かったのですが、『誠華』さんも、結構な頻度で入っていました(^^;。
…場合によっては両方も…(^^;。
ニュー大崎ビルの裏手にあって、地元の人で無ければなかなか行くことが無さそうな『誠華』さんですが、意外な程、いつ行っても混んでいるんですよね…(^^;。
この日、凡そ四半世紀ぶりにお店の暖簾をくぐったときも、そうでした( ^o^)ノ。
入ってみると、お店の雰囲気は、笑ってしまうほど変わっていません(^^;。
もちろん、お店の中に張ってある、短冊のメニューやポスターなんかは新しいモノになっていましたが、長い歴史を持つこのお店の雰囲気自体は、私をあの頃の自分に連れ戻すような不思議な魔法に溢れています(^^;。
こちらのお店で、皆がよく食べるのは味噌ラーメンなのですが、個人的には醤油ラーメン派。
この日も醤油ラーメンをお願いしました。
運ばれて来たラーメンは、正に中華そば、志那そば、The ラーメン、と言うべき醤油ラーメンで、如何にも、な鶏ガラ出汁の美味そうなラーメンです( ^o^)ノ。
実際に箸を取って食べてみると、細麺で緩やかに縮れのかかったストレート麺、少しコシは弱めですが、茹で過ぎなわけではなく、やさしめの味わいです。
スープは鶏ガラで、醤油の甘味が際立つ感じ。
煮染めた感じのチャーシューや、味が濃いめのシナチク、少し乱雑に刻んだ葱がなんとも言えません( ^o^)ノ。
懐かしい、と言うよりも純粋に美味しくて、あっという間に完食。
ご馳走様を伝えてお店を出ましたが、あぁ、この店を出た瞬間に感じる、この感じ…なんか懐かしいなぁ…と思いながら、帰路に着きました(^^;。
う~ん…この味、この店、この感じ、ずっと残っていて欲しい、そんな地域に根ざし、風景に溶け込み、私の脳裏に刻み込まれている、お店なのでした…( ^o^)ノ。