松本コウイチの徒然日記

「ヤブツルアズキ」を育てる! 第一回

 
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千葉県松戸市在住のオッサン。 "オイルショックの年に生まれた"と言われ続けて育ってきた。 食べるの大好き、作るのも好き。 DIY系も頑張っています。最近はレザークラフトも始めたけど…(^^;。

「ヤブツルアズキ」を栽培し始めてみました( ^o^)ノ。

「ヤブツルアズキ」、ってご存じでしょうか?
漢字では「藪蔓小豆」と書き、日本の古来種です。
読んで字の如く、藪の中に蔓を這わせる小豆のことで、この「ヤブツルアズキ」がアジア地域で品種改良され、現在のササゲ、小豆へと変化していったそうです。

現在の小豆は、自立した茎にインゲンのようなサヤで実を付け、粒の大きさも8mm程度です。

しかし、この「ヤブツルアズキ」は、雑草の一種で、2~3m程の蔓を這わし、インゲンのような形のサヤを付けるのですが、大きさは小豆のそれよりも大分小さく、3~4cmのサヤで、実の大きさも2~3mm程度と、非常に小さいんです。

以前、偶然Youtubeで、こちらの「ヤブツルアズキ」を採取して、ぜんざいを作るという動画を見かけたのきっかけで、私も食べてみたいなぁ…とずっと思っていました。

しかし、そんなに運良く見つかるはずも無く、機会ある毎に目を凝らしては居たのですが、なかなか発見出来ませんでした。

ところが、今年の6月初旬、従兄がやっている流山市の畑で、従兄と従姉が来て、畑の雑草を取ったり苗を植えているとき、私もお邪魔して雑草を抜いていたのですが、ふと、葛の茎を引き抜きながら、特徴的なサヤを見つけました。

これってもしかしたらっ!?、と思ったのですが、らせん状に弾けたサヤばかりで、実の入っているサヤがなかなか見つかりません。
血眼になって探していると、雑草の奥の方に、まだ始めていないサヤが、結構見つかりました。

 

早速サヤを割ってみると…カサカサに乾燥して、真っ黒になった実が出て来ました…。

調べてみると、「ヤブツルアズキ」の収穫は、秋。
つまり、これらのサヤは、冬を越して、更に今年に入って半年以上も経ってしまっている実で、最早死んでしまっている可能性が非常に高いわけです。

しかし…一縷の望みを託して、15個ほどサヤを採取して、ジップロックに入れて帰宅しました。

帰宅してから、全てのサヤを割ってみましたが、実が腐ってしまっているモノ、粉になってしまっているモノ、色々取り除いてみたところ、どうにか100粒弱の実が採取できました。

とりあえず、これらを一昼夜水に浸け、その後、水に浸したガーゼの上で、芽が出るのを待ちました。

3日ほど経って、実が膨らんできました。

さらに1週間ほど。
芽、らしきモノが見えてきましたが、まだまだ…。

そして2週間ほどしたところ、1個だけ、あきらかに芽が出て来ました( ^o^)ノ。
そのままめが3cm程になるまで見守り、鉢に植えることにしました( ^o^)ノ。

 


息子が学校で使っていた鉢があったので、それに培養土を入れて、苗を植えました。
この時点で、芽の長さは5cm程。
根も、2cm程に伸びました。

丁寧に植え替えて、しっかり水を与えます。

 


それから二日ほど経つと、根は完全に付いたようで、茎はさらに長く伸び、葉も出て来ました。

 


そして4日目。
茎はもっと伸びで、葉も完全に形を成しました( ^o^)ノ。

流石は雑草出身。
正直、この暑さで焼けてしまうんじゃ無いか、と思っていましたが、雑草は強いですね…すくすく伸びています( ^o^)ノ。

結局の所、現時点では100個弱あった種子から、1個しか発芽しませんでした。
でも、1個だけでも発芽してくれたので、希望が持てます!

今後、しっかり育って、実を付けてくれるかは分かりませんが、楽しみに育てたいと思います。
今年、ぜんざいを作るのは難しいかも知れませんが、来年以降、庭で沢山育てることが出来れば…。

今から楽しみです…( ^o^)ノ。

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