松本コウイチの徒然日記

かっぱ橋で中華鍋を買ってみた

 
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千葉県松戸市在住のオッサン。 "オイルショックの年に生まれた"と言われ続けて育ってきた。 食べるの大好き、作るのも好き。 DIY系も頑張っています。最近はレザークラフトも始めたけど…(^^;。

大きな中華鍋を買ってきました( ^o^)ノ。

去る日曜日、浅草はかっぱ橋商店街にて、「中華鍋」を購入してきました。

以前から、我が家には半世紀以上前、祖母の代から使っている両手持ちの中華鍋がありました。
しかし、いい加減に鍋の外側の焦げ付きが酷く、義弟に頼んで手入れをしてもらったところ、予想以上に錆が進んでいたようで、鍋を被って空を観ると、まるでプラネタリウムのように思えるほど、細かい穴が開いてしまいました。

ここに至っては最早打つ手は無く、泣く泣く廃棄となりました。
しばらくは普通のテフロン加工のフライパンで代用してきましたが、やっぱり大きな丸底の中華鍋が欲しくなり、漸く買いに行った次第です。

かっぱ橋に着いてみると、日曜日とあって営業しているお店の方が少ないくらいでしたが、それでも数軒のお店で中華鍋を観ることが出来ました。

いろいろ見て回った結果、『中国の料理人が、飛行機に乗ってこの中華鍋を買いに来た』という曰くのある手打ちの中華鍋を購入。


一番高い鍋でしたが、今後半世紀以上、松本家で活躍してくれるかも知れない、と思えば、ある意味安い買い物なのかも知れません(^^;。

と言うわけで、購入して帰って来て、先ずやらなくてはいけないのは、中華鍋の焼き付け。
要は、新品の中華鍋には、錆防止のニスや塗料が塗ってあるので、これを焼いて除去しなくてはいけません。
ついでに、酸化皮膜も付けて、焦げつきにくくする必要もあります。

このため、ガスコンロに掛けて、ガンガンに炙って焼く必要があるのですが、昨今の台所のガスコンロは空焚き防止機能が付いており、鍋が熱くなりすぎると、自動で火が消えるなり弱くなりしてしまいます。
なので、ガスコンロで作業をするのは、少々現実的ではありません。

そこで、我が家では鍋料理や焼肉をやるときに使う、カセットガスのポータブルコンロがあり、これを利用することにしました。

以前、同様の経験のある義弟に聞いたところ、通常のカセットガスコンロだと、ボンベが1本~1.5本くらい必要、とのことで、近所のスーパーでカセットガスコンロ用のボンベを、3本セットで購入してきました。

早速炙り始めますが、炙り始めると、直ぐに中華鍋の表面の塗料が焦げる嫌な臭いと、白い煙が立ち始めました。
そのまま続行すると、コンロの炎が当たった場所から次第に、丸く、塗料が飛んで酸化が始まります。
更に続行すると、5cmくらいの円を円(まる)く並べたような感じで酸化し、そこから先に進まなくなりました。

鍋を動かして、コンロの火が当たる場所を変えてやり、順々に全面を焼いていきます。

この作業は正に”無言の行”というか”苦行”というか、タダひたすら熱さに耐えながら、重い中華鍋を固定しつつ、じっと我慢する…そんな時間だけが流れます。

途中、夕飯の支度もあってカミさんと代わってもらったりしながら、ボンベのガス欠も経験しつつ、漸く全体の酸化が完了しました。

その後は、鍋が冷めてから、少し多めの油を使い、野菜クズなどを焚いて、油を捨てたら全体に薄く油を延ばして完了です。



そして後日。
徹夜明けで家人の誰もいない家で昼過ぎに目が覚めた私。

少し空腹を覚えて炊飯器を覗いてみたところ、良い感じに冷や飯が残っています。
これを使って、鍛えたばかりの中華鍋でチャーハンを作ってみることにしました。

具材はシンプルに卵と葱のみ。
と思っていたら、ダイソーで購入した3個で100円の小さなチキンラーメンがあったので、これも砕いて加えることにしました。
味付けはこれに加えて塩胡椒と醤油だけです。

中華鍋にチンチンに熱した油、そこに溶き卵をジャッと入れると、瞬間的に溶き卵の周囲が泡立って固まっていきます。
まだ液状の卵が残っている中央部分に、温めたご飯とネギ、砕いたチキンラーメンを放り込んで、中華鍋の鍋肌に沿ってご飯と卵をかき混ぜるようにして、塩胡椒で味付け、最後に鍋肌に醤油を掛けて、焦げる瞬間にご飯に纏わせて完成です( ^o^)ノ。


笑ってしまうほどパラパラのチャーハンが出来ました( ^o^)ノ。

適当な皿を探していたら、カレー皿があったので、そこによそって、後はザブザブと食べるだけです。

と言う中華鍋ですが、まだ鍋の色も青みがかった灰色の金属色。
ですが、これがいつか黒光りするまでなるんでしょうか…。

…今から、楽しみです。

願わくば、私の代から息子の、さらにその先まで、永く松本家で使い続けてもらえると、嬉しいですね…( ^o^)ノ。

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